11/21〜11/23の三連休に平成国際大記録会、八王子ロングディスタンス、激坂最速王決定戦、関東インカレ、10000m記録挑戦会がそれぞれ開催され、多くの学生が各レースに出場しました。今回はその結果を報告させていただきます。(担当:不二)
平成国際大記録会(11/21)
5000mに6名の学生が出場した。
まずは第4組のレースに岡部(体育1)が出走。風が強く吹く厳しいコンデションの中、集団のペースが上がらないままレースは進んだ。その中でも岡部は後半まで先頭集団で粘ったが、自己ベストには10秒ほど届かなかった。
第6組には不二(障害3)が出走した。集団がスローペースで進む中だったが、後半失速してしまい、自己ベスト更新はならなかった。
次いで第7組には上原(人文2)、塚田(医学1)、鈴木晨(体育1)が出走。引き続き強風が吹く中、上原、塚田は後半粘るも目標の14分台には及ばなかった。
夕方になり、風も弱まってきた中、第14組のレースに伊藤太(体育3)が出場。集団の中でレースを進めるもペースが上がらず、自己ベスト更新には至らなかった。
ほとんどの学生が風に苦しめられたこともあり、目標タイムには届かなかった。全体的に残念な結果に終わったが、練習で手応えを掴んでいた学生もいたため、次の走りに期待したい。
組 | 順位 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
4 | 6 | 岡部大雅 | 体育1 | 15’54″63 | |
6 | 29 | 不二黎人 | 障害3 | 16’19″52 | |
7 | 6 | 上原佑太 | 人文2 | 15’25″21 | |
10 | 塚田萌成 | 医学1 | 15’31″21 | ||
28 | 鈴木晨燿 | 体育1 | 16’05″09 | ||
14 | 19 | 伊藤太貴 | 体育3 | 14’50″81 |
八王子ロングディスタンス(11/21)
先週の日体大記録会で岩佐が更新した10000m の筑波大学記録を再び更新することを狙って西(体育4)が出場した。
風が強く、決して良いコンディションとは言えなかったが、ハイレベルな選手が集まる中、西も4000mまでは1000mあたり2’50〜2’54のペースでレースを進めた。しかし、そこから3分を少し切るくらいにペースが落ち着いてしまい。28分台は厳しいかと思われたが、ラスト1000mを2’41でカバーし、トラックレースでは自身初の28分台でゴールした。ハーフマラソンの10km通過で2度の28分台(28分48秒と28分47秒)をマークしているだけに、西は目標タイムに届かなかったことに悔しさを滲ませた。レースへの出場機会はまだ残されているため、次は筑波大記録の更新に期待したい。
西のコメント
今回のレースは、ペースメーカーをつけていただけるということもあり、筑波大記録の更新を狙っていましたが、ペースについていけず、目標には届きませんでした。タイムとしてはギリギリ28分台で自己新記録ではありましたが、他の組で学生の選手が好タイムをマークしているのを見ると本当に悔しかったです。「これが実力ではなく、自分はこんなものじゃないんだ」と奮い立って、次のレースこそは会心の走りができるよう取り組んでいきます。
組 | 順位 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
5 | 7 | 西研人 | 体育4 | 28’58″41 | PB! |
激坂最速王決定戦(11/21)
箱根ターンパイクで行われた激坂最速王決定戦(登りの部13.5km)に招待選手として薮下(社会3)、藤原(体育1)、長井(体育1)の3名が出場した。
上り坂を得意とする薮下が前半から積極的に走り、56’53という好タイムで走り切った。他大学からは箱根駅伝5区を経験している選手も出走しており、3人にとっては良い経験になっただろう。今回の貴重な経験を生かして、将来的には箱根駅伝5区で快走してもらいたい。
薮下のコメント
今大会には箱根駅伝出場校の5区候補の選手も多く出場していて、胸を借りるつもりで積極的に走りました。レースとしては、スタートから傾斜がきつい坂が続き、前半から余裕はなかったですが、一緒に走っていた選手と競り合うことで大きくペースを落とすことなく走りきれたことが良かったです。元々、登り坂には自信はありましたが、今回実際に10000mで29分前半の格上の選手と競り合えたことで、より自信を深めることができました。また、平地でのタイムが上がればさらに伸びしろがあるとも感じたのでトラックレースでも良い結果を残せるよう頑張っていきたいと思います。今回はこのような社会情勢の中、大会を開催していただきありがとうございました。
順位 | 氏名 | 所属 | 記録 |
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13 | 薮下温司 | 社会 3 | 56’53 |
19 | 長井隆星 | 体育 1 | 60’50 |
22 | 藤原潤乃佑 | 体育 1 | 62’35 |
関東インカレ(11/22)
新型コロナウイルスの影響で分割して行われた関東インカレの男子1部5000mに八王子ロングディスタンスとの連戦になった西と前駅伝主将の大土手(体育4)が出場した。
連日の強風により、この日も厳しいコンディションとなった。レースが1000mあたり2’55前後のペースで進む中、西が後半まで優勝争いに加わるも最後は先頭から遅れ、4位となった。大土手は後半失速するも粘りを見せ、自身初の関東インカレで6位入賞を果たした。
最後のインカレをダブル入賞で終われたことは二人にとって貴重な経験になったのではないだろうか。
大土手のコメント
まずは大会を開催していただきありがとうございました。参加人数が少ないなかではありましたが、6位入賞という結果はとても嬉しく思います。これが大学最後のレースとなることがわかっている中で捻挫の怪我をしてしまい、練習がほとんどできない状況で出場となったことは残念ですが、悔いなく走り切ることができて良かったです。応援ありがとうございました。
順位 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|
3 | 西研人 | 体育4 | 14’34″38 | |
5 | 大土手嵩 | 体育4 | 15’03″86 |
10000m記録挑戦会(11/23)
関東インカレとの併催という形で行われた10000m記録挑戦会に前回の筑波大競技会で自己ベストを更新して波に乗る増田(資源3)、河合(体育3)、國井(体育2)、富山(地球1)、さらには大学院生の入野(M1)が出場した。
第2組には富山、河合、入野がエントリー。レースがスタートすると、河合が集団の真ん中あたり、入野、富山が集団後方に着けた。河合はそのまま集団で走り、自己ベスト更新が狙えるペースでレースを進めた。しかし、7000m以降ペースダウン。自己ベストには20数秒届かなかった。入野、富山は3000m以降ペースを落とし、その後も苦しい走りとなった。3人とも5000mのタイムから考えると、本来の力を発揮とは程遠い結果となった。
第3組には増田が出走。3000mまでは3’00~3’03あたりのペースで進み、その後、ややペースを落とすも5000mは15’30を切って通過した。しかし、そこから大きくペースダウン。最終的には32’08というタイムに終わった。
第4組には國井が大幅な自己ベスト更新を狙って出走。前半から積極的にレースを進め、3000mを8’57で通過した。しかし、そこからペースが落ち、本来の実力を発揮できずに終わってしまった。力をつけてきているだけに悔しい結果となった。
出場した4名とも目標としていたタイムには届かず、残念な結果に終わった。決して力がないわけではないと思うので、さらにレベルアップして次こそは存分に力を発揮してもらいたい。
河合のコメント
今回の10000mは、集団の前方で勝負をしてベストを出すことを目標にしていましたが、結果としては目標のタイムには届かず悔しいレースとなりました。しかし、集団前方で勝負できたことによりこれからの記録向上に向けたヒントを得ることができました。今後の競技会で今回見出した課題を克服できるように努めていきたいと思います。
組 | 順位 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
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2 | 10 | 河合俊太朗 | 体育 3 | 31’06″90 | |
21 | 入野翔太 | M 1 | 32’12″71 | ||
28 | 富山翔太 | 地球 1 | 32’38″88 | 初 | |
3 | 21 | 増田悠 | 資源 3 | 32’08″69 | 初 |
4 | 20 | 國井辰磨 | 体育 2 | 32’19″09 |
まずはこの3連休、社会では厳しい状況が続く中、各レースを開催していただいたことに感謝し申し上げます。本当にありがとうございました。
3日間とも風が強く、厳しいコンディションとなったこともあり、ほとんどの学生が思うような結果を残すことができませんでした。ただ、年内に出場を予定しているレースはまだ残されているので、そこでこの悔しさを晴らせるように日々練習に取り組んで参ります。これからも応援の程よろしくお願いいたします。