今回は8月20日,21日に行われました第68回関東甲信越体育大会の結果を報告させていただきます。関東甲信越の国立の大学による対抗戦です。体育専門学群2年伊藤太貴が担当させていただきます。
3000mSC
8月20日,この日のコンディションは曇りで8月の気候としては比較的走りやすいコンディションとなった。10時45分ごろ,筑波大学から坂見一将(体育1),武藤陽(物理1),岡島広周(人文2)の3名が出走した。他大学の速い選手が飛び出す中でのレース展開についていけず,苦しいレース展開となってしまった。合宿からレースまでの日にちが短く,ハードル練習があまりできなかったのが結果にでてしまったのであろうか。しかし1年の坂見が7位に入り,点数を獲得して,チームに貢献をしたのは良いニュースであった。
3000mSCのスタートシーン
以下選手コメント
坂見「今回1年ぶりの3000mSCで,アップ段階では調子は良かったですが,いざ試合が始まると,障害に対してうまく足を合わせることができず,対応することができませんでした。本来の力も出し切れず,悔いの残るレースとなりました。明らかな障害に対する準備不足が招いた結果ですので当然といえば当然なのですが,チームに勢いをつけられるような会心のレースをしたかっただけに本当に情けない気持ちです。ただ,これで主要なレースは終わったので,秋の予選会メンバーにからめるようにこれからの合宿もメンバー全員で切磋琢磨して頑張ります。」
岡島「合宿では少しずつ調子が上がってきたように感じていたのですが,3000mSCは少しの障害練習でタイムを出せるほど甘い競技ではないことを改めて感じました。ハードル間の走りはリズムよく走ることができ,スムーズに障害を越えられてはいましたが,障害での上下動に対する耐性が足りていませんでした。今回初めて青桐を着て走らせていただきましたが,結果が出せなかった分,もう一度青桐を着てリベンジできるように関東インカレ標準切りを目指してまた精進していこうと思います。」
順位 | 氏名 | 所属 | タイム |
---|---|---|---|
7 | 坂見一将 | 体育 1 | 9’57″79 |
11 | 岡島広周 | 人文2 | 10’16″69 |
12 | 武藤陽 | 物理1 | 10’45″76 |
5000m
8月21日,5000mに國井辰磨(体育1),岩佐一楽(体育1),河合俊太朗(体育2)の3名が出走した。この日は日差しが強く、湿度も高かったために,体感温度としては厳しいコンディションでのレースになった。スローペースの展開となり大集団が形成される中,2000m過ぎで岩佐が前に出て集団を引っ張った。
さらに3000m過ぎに國井が飛び出し、さらにレースを動かした。國井はラストの直線で抜かれ2位。河合も後半粘りの走りを見せたがおしくも表彰台まであと一歩及ばなかった。暑さと合宿の疲れが選手の本来のパフォーマンスを出し切れなかったことにつながったレースとなった。しかし出場した3名とも得点を獲得し,筑波大学の総合優勝に大きく貢献した。
以下選手コメント
國井「今回は前半はペースを抑えて,後半から勝負していくというプランでした。1000mの入りがスローだっただけに,後半まで余力を残せたので,最後まで集中を切らさずに走れました。3000mから飛び出してレースの主導権を握れたのは今回のレースの良かった点です。また普段記録会でしか走る機会がなかったので,勝負のレースを経験できたことは貴重でした。ただ,ラストの勝負で勝ちきれないところがあるので,残りの強化期間は勝負強さをテーマにやっていきたいです。」
河合「今回は大学に入ってから初めての順位を競うレースで,今の実力を確かめる良いきっかけとなりました。特にラストの切り替えに課題が見つかったので,これからの練習でその課題に向き合い,強みに変えていきたいと思います。」
順位 | 氏名 | 所属 | タイム |
---|---|---|---|
2 | 國井辰磨 | 体育 1 | 15’33″20 |
4 | 河合俊太朗 | 体育2 | 15’36″72 |
6 | 岩佐一楽 | 体育1 | 15’55″85 |
これから更なるレベルアップを目指し,選手たちは強化合宿に臨んでいきます。今後とも変わらぬご声援をよろしくお願いします。