4月末から5月初旬にかけて多くの学生が各記録会に出場しました。記録会には関東インカレの標準記録突破、全日本大学駅伝予選会出場に向けた10000mのチーム平均の短縮、自己ベストの更新等、それぞれが目的を持って臨みました。今回はその結果をまとめて報告させていただきます。(担当:不二)
日体大記録会(4/24)
全日本大学駅伝予選会の出場権獲得に向けて、福谷(体育3)が10000mに出場した。シーズンイン以降安定した走りを続けていたこともあり、10000mのチーム平均記録の短縮に期待がかかった。
レースが始まると、ペースは多少上下したが、集団の流れに乗りながら5000mを14’44で通過した。その後も1000mあたり3分前後のペースで粘り、ラストは懸命にスパートし、29’33でゴールした。福谷自身の自己ベストを18秒ほど更新し、チーム平均の短縮につながる結果となった。
組 | 氏名 | 所属 | 順位 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
3 | 福谷颯太 | 体育3 | 8 | 29’33″37 | PB |
【福谷のコメント】
今回10000mを走り、29’33で18秒ほどベストを更新しました。先週の5000mで自分の力を出し切れなかったので、PBという形で冬季練の成果を少しでも出せて良かったです。しかし、個人としてもチームとしても物足りない記録になったのは事実なので、まずは関東インカレの10000mで良い走りをし、チームに勢いづけられるようにしたいです。
第1回筑波大記録突破会(5/1,2)
1500m
関東インカレの代表選手選考レースとなった1500mには小林竜(体育3)、金田(体育2)、吉田(体育1)が出場した。
レースは序盤からハイペースで進み、最初の400mを58秒で通過した。その展開の中でも3名とも積極的に前方でレースを進めた。1000m手前で金田が遅れたが、小林竜、吉田はペースを落とすことなく、ラスト400mに入り、2名そろっての関東インカレA標準(3’51″50)の突破が期待された。小林竜はそのまま力強くラストスパートをかけ、3’47″15の好記録をマーク。関東インカレA標準、さらには全日本インカレのA標準(3’49″0)も突破する快走を見せた。一方の吉田はラスト250mあたりで大きく失速。3’52″11とわずかに関東インカレのA標準には届かず、惜しい結果となった。
氏名 | 所属 | 順位 | 記録 | 備考 |
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小林竜也 | 体育3 | 2 | 3’47″15 | PB |
吉田海渡 | 体育1 | 4 | 3’52″11 | PB |
金田遼祐 | 体育2 | 7 | 3’58″75 |
【小林竜のコメント】
今回のレースは関東インカレの選考会ということで着順と標準記録が求められる中、当日出せるパフォーマンスは全て発揮できました。風が少々強かったりと目標にしていた3’45秒台には届きませんでしたが、今回のレースで課題に残ったラストのキレを磨いて、関東インカレでは上位入賞を目指して頑張ります。
3000msc
松村(体育3)、五十嵐(体育3)が関東インカレの標準記録突破を目指し、レースに臨んだ。
2名とも2000mを6’03程で通過し、関東インカレA標準(9’08″0)突破が十分見えるペースでレースを進めた。ラスト2周で五十嵐が前に出て、そこに松村がついていく形でペースを上げていくかと思われた。しかし、次の大障害で接触し、2人とも大きくタイムをロス。五十嵐はそこから大きく失速する形になってしまった。ゴールタイムは松村が9’09″22、五十嵐が9’20″43で、それぞれがA標準、B標準(9’18″0)にわずかに届かなかった。
氏名 | 所属 | 順位 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|
松村匡悟 | 体育3 | 1 | 9’09″22 | |
五十嵐優汰 | 体育3 | 2 | 9’20″43 |
10000m
チーム平均記録の短縮を狙って入野(M1)、伊藤(体育4)、國井(体育3)、塚田(医学2)が出走し、1週間前に好記録を出した福谷がペースメーカーを務めた。
風が強く中でレースはスタートした。福谷が1000mあたり3分のペースで引っ張る中、4名ともそこにつく形でレースを進めた。しかし、前半で塚田、次いで入野、國井が先頭から離れ、伊藤も中盤以降ペースを落とす結果となった。風が強く厳しいコンディションではあったが、物足りない結果に終わった。全日本大学駅伝予選の出場権獲得に向けてはまだ記録を狙えるレースが残されているため、次の走りに期待したい。
氏名 | 所属 | 順位 | 記録 | 備考 |
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伊藤太貴 | 体育4 | 1 | 31’18″11 | |
國井辰磨 | 体育3 | 3 | 31’47″05 | |
入野翔太 | M2 | 4 | 32’21″90 | |
塚田萌成 | 医学2 | 5 | 32’44″14 |
東海大記録会(5/4)
第1回筑波大記録突破会で惜しくも関東インカレ代表選手内定とならなかった金田(体育2)、吉田(体育1)が関東インカレ出場の最後のチャンスとして中2日で1500mのレースに臨んだ。2人の間で先着し、かつA標準を突破するというのが関東インカレ出場のための条件となった。
レースは接触等があり、難しい展開となったが、2名ともA標準突破を狙って攻めたレースを展開した。金田は後半失速したが、吉田が最後まで力走を見せ、3’51″20でゴール。関東インカレA標準を見事に突破した。関東インカレ本番でも1年生らしく思い切った走りをしてもらいたい。
組 | 氏名 | 所属 | 順位 | 記録 | 備考 |
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4 | 吉田海渡 | 体育1 | 2 | 3’51″20 | PB |
金田遼祐 | 体育2 | 8 | 3’57″78 |
【吉田のコメント】
レース展開もあまりいいものとは言えず、ゴール後は不安もありましたが、目標としていた関東インカレの標準を切ることができて良かったです。
日体大記録会(5/8)
10000mの記録を狙って山本(応理4)が出走した。練習では十分な強さを見せていたため、大幅な自己ベスト更新に期待がかかった。
レースは1000mあたり2’55とやや速めのペースで3000mまで進んだ。しかし、そこからうまく流れに乗れず失速。31’10″10という結果に終わった。今回は残念な結果に終わったが、練習はできていたため、次の走りに期待したい。
組 | 氏名 | 所属 | 順位 | 記録 | 備考 |
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4 | 山本尊仁 | 応理 4 | 24 | 31’10″10 |
第2回筑波大記録突破会(5/9)
12名の学生がそれぞれ目標を持って、1500mに出場した。
レースがスタートすると、大塚(体育2)や長井(体育2)が積極的に前方につけた。そこから少し空いて上原(人文3)、藤原(体育2)、永山(体育3)らがつけ、こちらも好記録が狙えそうなペースでレースを展開した。ラスト400mあたりから大塚がやや失速したが、ラスト150mから懸命にスパートし、チーム内トップでフィニッシュ。1年目怪我に苦しんだ大塚の復活はチームにとっても明るいニュースとなった。続いて長井がゴールし、前回に続いて自己ベストを更新した。さらに、上原、藤原も3分台をマーク。6名が自己ベストを更新する活気あるレースとなった。
氏名 | 所属 | 順位 | 記録 | 備考 |
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大塚陸渡 | 体育2 | 3 | 3’55″85 | |
長井隆星 | 体育2 | 4 | 3’56″86 | PB |
藤原潤乃佑 | 体育 2 | 5 | 3’59″31 | PB |
上原佑太 | 人文 3 | 6 | 3’59″35 | |
長谷川嵩汰 | 医科 2 | 7 | 4’02″45 | PB |
薮下温司 | 社会 4 | 9 | 4’03″25 | PB |
深澤陸 | 障害4 | 10 | 4’03″77 | PB |
永山龍吉 | 体育 3 | 11 | 4’04″34 | PB |
富山翔太 | 地球 2 | 14 | 4’14″59 | |
鈴木晨燿 | 体育2 | 15 | 4’14″73 | |
照内淳和 | 医学 2 | 16 | 4’32″75 | |
岡田拓郎 | 体育 2 | 17 | 4’35″23 |
【大塚のコメント】
たくさんの人に支えられて大学初戦を迎えることができました!ここから飛躍できるよう頑張ります!
3週にわたって学生たちが各レースに出場しました。ここからチームの中では関東インカレに向かうグループ、全日本大学駅伝予選の出場権獲得に向けて10000mの記録を狙うグループ、自己ベスト更新を狙っていくグループに分かれ、それぞれが目標達成に向けてトレーニングを積んでいきます。チームとして、さらに1段階、2段階レベルアップしていけるように精進してまいりますので、応援の程よろしくお願いいたします。