2015年10月17日(土)に第92回箱根駅伝予選会が開催されました。(大会結果はこちら)
第92回箱根駅伝予選会が終わり、監督・選手からのコメントを掲載します。
たくさんの応援本当にありがとうございました。
弘山 勉 駅伝監督
はじめに、応援していただいた方々、支援していただいたOBOGの方々、期待していただいた方々、大学関係者の方々に対して、このような成績しか出せなかったことをお詫びしたいと思います。
言い訳するつもりは毛頭ありませんが、関東インカレ後からは、大半のメンバーがこの日を目標に厳しいトレーニングを克服してきました。しっかり練習を積んで、調子も良かっただけに、まさかここまで悪い結果になる(走れない)とは考えもしませんでした。練習のタイム(10時間35分)よりも遅いのですから・・・。
この数ヶ月の練習を見て、今回の結果は、実力を出せていないことが明白です。原因は何か?
「調整ミス」「ロードへの対応力」「精神面」などいろいろ考えられます。要因をきちんと分析して、来年の準備に繋げていきたいと思います。ただ、実力を出し切れていたとしても、せいぜい18位になるのが精一杯だったでしょう。それくらい予選会はレベルが高い。予想以上でした。
というように、一番の敗因として挙げられるのは、「私が立川で行われる近年の予選会を経験も生で見たこともない」こと。戦う試合の内容やレベルを肌で知らない者が監督をしたら、こういう結果を招くことは当然と言えば当然です(過去を塗り替えることはできないので、こればかりはどうしようもありません)。今年経験したことで、次は、いろいろと対策を考えることができると思います。
私が着任した当時を思い出すと、チームはバラバラで、故障者が3分の1くらいはいたでしょうか。弱いチームでしたが、それぞれの学生には“光るもの”が多々ありました。予選通過は厳しいことは十分承知していましたが、「光る原石を磨けば」という思いで突っ走ってきました。現実は厳しかったですが、得るものはたくさんありました。
この5ヶ月間(関東インカレ後)を振り返り、チームの成長は著しいです。走力はもちろんですが、人としても、アスリートとしても立派に成長し、活気のある良いチームになっています。雰囲気もチーム力も比べものにならないほど良くなっているだけに、これを結果に表せなかったことが何よりも悔しいわけです。
私は、無謀な挑戦という気持ちは封印し、「予選通過」という言葉を発し続け、夢を追って学生と共に頑張ってきました。夢(無謀な挑戦)を諦めずに精進していけば、いつの日か目標に変わり、必ずや達成される日が来ると信じています。逆に言うと、そこを目指さない限り、永遠に近づいてこないと思っています。
夢を与えるのが指導者の仕事です。その夢に向かって選手が頑張ってくれれば、それでいいと思います。頑張る過程で、学生は多くのことを学びます。私は、教育者の端くれとして、学生の成長に貢献していくことも使命となるのですから。
『筑波大学 箱根駅伝 復活プロジェクト』のビジョン(コンセプト)は、教育大学としての役割も含んでいます。箱根駅伝を目指す活動を通して、学生が、様々なことを学び、人として成長してくれれば、大いに意義あることです。
私の指導者としての初挑戦は不甲斐ない成績に終わりましたが、「チームづくり」「学生の成長」「箱根駅伝を本気で目指す気持ちの芽生え」「OBOGの支援体制構築」「応援者の増加」「本学での協力者の増員」などムーブメントは確実に起きています。
この流れの勢いがさらに増すように、精一杯頑張っていきたいと思います。皆さま方のご支援とご協力に感謝するとともに、さらなるご支援とご協力を賜りますようあらためてお願いする次第です。
何卒、よろしくお願いいたします。
吉成 祐人(4年)
チームの順位という結果を残すことができず、悔しい気持ちでいっぱいです。
ただ、ここ数年で1番の戦う集団になれていること、確実にみんなの力が向上していることなど、明るい話題もあります。
今回の結果を全員で受け止めて、来年こそ目標を達成できるように、1日1日を大切にしていきたいと思います。
勝谷 徳仁(3年)
積極的に前半から攻めたのですが、後半ペースダウンしてしまい情けない走りになってしまいました。
チームとしても全く納得できない結果でした。この悔しさを忘れず、着実に強くなって来年リベンジします。
たくさんの応援ありがとうございました!
河野 誉(2年)
今回の箱根駅伝予選会では62分24秒の185位でした。個人として最低目標であった62分30秒切りを達成することができ、また昨年より2分以上縮めることができました。
昨年は怪我で走れない状態が長く続きましたが今年は怪我も少なく合宿で充実した練習を行うことができ、自信を持って予選会に挑むことができました。これも弘山さんの熱心なご指導の他、応援・サポートしてくださるOB会の方々のおかげで合宿でもより一層質の高い練習ができ、予選会通過を目指していく中でチームが成長していくのを本当に感じました。
予選会通過のためにはまだまだチームとしても個人としても力不足ですが、来年はこの記録をもう2分縮められるようにこれから頑張っていきます。
応援やご支援等、ありがとうございました。
才記 壮人(3年)
今回の予選会は、去年よりしっかりと準備してきただけに、思うような結果を出せずにかなり悔しい結果となりました。
しかし、この半年で付けた力は偽りではなく自信もあります。それでもまだまだ足りないことは自覚しているので、これまで以上に成長スピードを上げ、来年こそは納得のいく結果を出します。
応援、ありがとうございました。
西浦 孝則(4年)
弱音を吐かず、お互い励まし合いながら厳しいトレーニングを積んできました。チームメイトと共に切磋琢磨し、強くなった確かな手応えがありました。その成果を出せず、本当に悔しいです。後輩達にはこの悔しさを糧に日々を過ごし、来年は箱根駅伝出場権を勝ち取って欲しいと思います。
これからも応援よろしくお願いします。
斎須 克久(3年)
初めて出場させて頂きました。最低限の走りは出来たもののラスト5kmで失速してしまい、力不足を痛感しました。
来年は4年生になるのでタイムの貯金を作れる選手になります。
応援ありがとうございました。
小林 航央(1年)
初めての予選会でした。結果は64分40秒で、練習からしてタイムはこんなものかなという感じです。しかし、まったく満足はしていません。この結果では箱根駅伝出場なんて夢のまた夢です。最低でも61分で走らないと話にならないことを痛感しました。
今回の結果は非常に悔しいもので、競技会後に初めて悔し涙を流しました。もうこのような思いはしたくありません。まずは自分に対する甘さを捨て、これから何が必要かを今まで以上に考えて取り組んでいきます。
これからも応援よろしくお願いします。
森田 佳祐(2年)
今回はとても悔しい結果に終わってしまいましたが、今回を悔しかっただけでは終わらせないよう来年のリベンジに向け、チームと僕自身の成長に繋げていきたいと思います。
たくさんの応援ありがとうございました。
武田 勇美(2年)
結果が残せず、チームの足も引っ張ってしまい本当に悔しいです。この悔しさを忘れず、来年は何が何でも結果を残します。そのためにもここから、もう一度競技に取り組み直します。
応援ありがとうございました。
津田 修也(4年)
たくさんの応援ありがとうございました。後半脚が動かなくなってしまい、4年生でありながらチームの足を引っ張ってしまいました。僕に次回はありませんが後輩達に期待して応援します。
村上 諄(1年)
今回の予選会の結果は65分15秒でした。初めての予選会でしたが、自身が目標としているタイムにも届くどころかチームの戦力として走ることができず悔しいです。
原因はレース展開が思うようにいかなかったことや、精神的な面など様々あります。この課題や悔しさを忘れずに今後は練習を一層重ねていくだけでなく、5kmや10kmの持ちタイムもさらに上げ、最終的に20kmにつなげていきたいです。
また、タイムの追求だけでなく予選会では順位で勝負できるように『今の自分に何が必要か』を自ら考え実践し、個人としてもチームとしても頑張っていきます。
田内 誠人(3年)
今回の結果はチームとしても個人としても非常に悔しいものとなりました。特に個人として持てる力が出せず、チームに貢献するどころか足を引っ張る形になったことが本当に悔しいです。
来年は最終学年となるため、意識を変えて自信をもってチームを引っ張っていけるような選手になります。
応援、サポートありがとうございました。
立道(駅伝主務)
駅伝主務という形でチームの力を最大限発揮できるように選手、サポートメンバーを取りまとめてきました。
当日の結果は選手同様悔しい結果となってしまい、私自身ももっと選手の為に何かできなかったのか、もっといい雰囲気づくりを行う事が出来なかったのかなど考えればきりがありません。
今回至らなかった点、まだまだ良くなる点など思いつく点すべてを来年につなげて、チームの成績向上に結びつけていきたいと思います。