第5回AEARU学生競技大会は、4月23日(土)に、台湾の国立清華大学で開催された。今年の種目はマラソン(12.5km)で、筑波大学から4名の学生が参加し、武田勇美が優勝、田内誠人が2位となった。
AEARUでは学生交流の促進をはかるため、定期的に学生競技大会を実施している。過去に海外で開催された競技大会に筑波大学は参加したことはないが、永田学長が平成28年1月からAEARUの副会長に就任したこの期に、筑波大学として参加することになった。12.5kmの距離で競われる個人戦のマラソン大会。山岳道の険しいコースを筑波大学の学生は力走し、ワンツーフィニッシュを決め、大学の代表としての責任を果たした。
<武田 勇美のレース後のコメント>
途中のキロ表示がなかったので通過タイムはわかりません。体感2km付近から一人になりましたが、その後予想以上に坂がきつくなり、どんどんペースダウンしていきました。暑さ、コースともに思っていた以上で本当にきつかったです。もう少し調べておく必要がありました。条件が悪いことでメンタル面がやられてしまいましたが、1位をとることができ、最低限の走りはできたのではないかと思います。レース終盤に40分を超えたあたりで「12.5km以上あるんじゃないか」と思い、英語で残りの距離を聞こうと頑張ったのでしたが、伝わりませんでした。色々と陸上以外にも学ぶものがあったと思います。最後に、このような素晴らしいチャンスをいただき、ほんとうによかったです。ありがとうございました。
<田内 誠人のレース後のコメント>
途中のコースミスで200m以上多く走ってしまったので正確なタイムはわからないです。それなりのタイムで刻んで走ろうと思いましたが、激しいアップダウンと暑さで途中止まってしまいそうになりました。ですが練習状況などを考えると自分の中では納得できるものでした。また良い練習にもなったので良かったです。初めての海外を経験できたことや国際的な交流ができ、有意義な時間を過ごすことができました。このような機会を与えていただき、心から感謝しています。ありがとうございました。
【東アジア研究型大学協会(AEARU: Association of East Asian Research Universities)とは】
AEARUは、東アジア地域4か国(地域)18の研究型大学で構成される国際大学連合です。
地域的・文化的な類似性を有するだけでなく、教育目標や学術研究の分野においても共通の関心を持つ東アジア地域の主要な研究型大学を結集し、研究者及び学生の交流、共同研究プロジェクトの推進、特定テーマによる会議・ワークショップの開催など、相互の関心に基づく協力を行うことを目的として、活動している。