11月9日に第7回筑波大記録突破競技会5000m、16日に相模原ギオンスタジアムで行われた10000m記録挑戦競技会にそれぞれ出場しました。
予選会に出走したメンバーは、トラックシーズン後半戦の初レースとなりました。また、11月3日の順天堂大学競技会までに14分台を記録し、順調に練習を積むことができた5人と、1月に箱根駅伝本戦を控える小山洋生(体育3)が学外試合の10000mに出場しました。予選会が終わって、トラックで記録更新を狙う秋季シーズンも中盤戦に差し掛かり、選手それぞれが自己ベストを狙う気迫のある走りが見られました。ここでは上記2試合の結果を報告させていただきます。
文責:髙久浩輔(体育1)、小山陽生(体育2)
(11/9)第7回筑波大記録突破競技会5000m
今回の競技会には、予選会に出走した7人と、翌週の10000mに出場する5人の計12人が出場した。今回のレースでは、ペースに応じてあらかじめ2つのグループに分けられ、引っ張り合いながら集団全体で次回レースのイメージをつける試合となった。
第一集団は、鈴木将矢(医学3)、堀口花道(体育3)、松浦海瑠(化学3)、川﨑颯(体育2)の4人。お互いに引っ張りあいながら、集団は3000mを8分30秒のハイペースで通過すると、川﨑が集団から抜け出し、徐々にペースアップして一着でゴール。後半は単独ながら、見事14分03秒87の自己ベストをマークした。
第2集団では、塚田萌成(医学5)、鍔颯人(体育3)、伊佐昂大(体育2)、中村優太(体育1)の4人が中心となって集団を引っ張り合い3000mを8分45秒で通過すると、中村が積極的に飛び出し、そこに塚田と伊佐が続いた。ラストまで3人が競り合い、3人とも自己ベストを更新する走りを見せた。予選会を経て、一回り強くなったことがうかがえるレースとなった。
【選手コメント】
川﨑「先日行われました、第7回筑波大記録突破競技会におきまして、5000m14’03″87で自己ベストを約2秒更新する走りができました。今回のレースは月末の学外競技会に向けてのシミュレーションという位置づけではありましたが、自己ベストを更新でき、確実に力をつけることができていると感じられるレースだったと思います。この調子で次のレースでは13分台を確実に出せるように練習していきます。応援ありがとうございました。」
中村「日頃よりご支援賜りありがとうございます。体育専門学群1年の中村優太です。先日第7回筑波大記録突破会5000mに出場し14分33秒でした。はじめに、今回のレースは11月の3つのレースのうちの初戦でもあったため確実にPBが出るようなレースにしようと思い臨みました。結果的にはPBを4秒ほど更新することはできましたが、中盤のレース展開には納得できませんでした。これからのレースでは今回の課題を克服できるように頑張ってまいりますので今後とも応援よろしくお願いいたします。」
【リザルト表】
組 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 川﨑颯 | 体育2 | 14:03.87 | PB |
堀口花道 | 体育3 | 14:25.83 | ||
中村優太 | 体育1 | 14:33.16 | PB | |
塚田萌成 | 医学5 | 14:34.53 | PB | |
伊佐昂大 | 体育2 | 14:35.33 | PB | |
松浦海瑠 | 化学3 | 14:45.19 | ||
相川隼吾 | 体育1 | 14:49.46 | ||
鈴木将矢 | 医学3 | 14:54.78 | ||
髙久浩輔 | 体育1 | 14:56.77 | ||
鍔颯人 | 体育3 | 15:10.93 | ||
黒木聖 | 体育1 | 15:11.39 | ||
荻原悠生 | 応理1 | 15:41.80 |
(11/16)10000m記録挑戦会@相模原ギオンスタジアム
(2組)
この組には、鍔颯人(体育3)、相川隼吾(体育1)、荻原悠生(応理1)、黒木聖(体育1)、髙久浩輔(体育1)の5人が出場した。予選会メンバーには選ばれなかったものの合宿期から順調に練習を積み、5000mで14分台の記録を出すことができた5人が、多くの他大の選手と10000mの記録にチャレンジした。
レースは、髙久が初め2番手につくなど積極的に進め、5000mを15分付近で通過した。その後の集団のペースアップにはつけなかったものの粘りを見せ、30分59秒01でゴールし、初の30分台を記録した。また相川は後方からのスタートとなったが、徐々に位置を上げ、31分10秒46を記録し初の10000mを走破した。その他にも黒木と荻原が自己ベストを更新したものの、目標としていたタイムには届かず全体的に悔しい結果となった。ここからのさらなる飛躍に期待がかかる。
(4組)
最終組となるこの組には、小山洋生(体育3)が出場した。小山にとって予選会後初のレースであり、来る正月の箱根駅伝本戦に向けて関東学生連合チーム内での出走メンバー選考も兼ねたレースとなっていた。そのため、他校の強力な選手がひしめく中でのレースとなった。
序盤からペースメーカーの選手がハイペースで引っ張り、集団が縦長に形成されていく中、小山は中盤で落ち着いてレースを進めていく。集団から選手がこぼれ落ちていく中、必死に集団に食らいつくも4000m過ぎから徐々にペースを落とし、組15着の30分19秒90でゴールした。中盤から他校の選手と勝負ができず、小山にとって非常に悔しいレースとなってしまった。小山はここから箱根本番までの一か月半の期間でさらに練習を積み重ねていく。箱根路での軽快な走りを期待したい。
【選手コメント】
髙久「日頃より多くのご支援、ご声援を賜りまして、ありがとうございます。体育専門学群1年の髙久浩輔です。先日行われました10000m記録挑戦競技会において、30分59秒01を記録することができました。9月にも10000mは出場させていただきましたが、途中棄権となってしまい、今回も少し不安がありましたが、その不安を払拭できるような走りをすることができました。しかし、今回の結果は満足できるものではなく、組の中で他大の選手との力の差を実感しました。予選会で戦うには不十分なので、ここからさらに力をつけて、来年度以降、チームの主力として他大の選手と戦っていけるように精進します。今後とも、ご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。」
小山「日頃より多大なるご支援を賜り誠にありがとうございます。
学生連合の選考の1つのレースとなっていたため記録を出すよりも勝ち切ることが重要となるレースでした。箱根駅伝予選会後からスピードレベルを上げた練習を順調にこなし、いい状態で臨むことができましたが、4000mあたりで集団からこぼれ、粘ることができませんでした。自信を持って挑んだレースで結果を残せず、自分の弱さを痛感しました。箱根駅伝までの1ヶ月半で勝負できる力をつけて最高のパフォーマンスを発揮できるよう精進します。」
【リザルト表】
組 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2 | 髙久浩輔 | 体育1 | 30分59秒02 | PB |
相川隼吾 | 体育1 | 31分10秒46 | 初 | |
鍔颯人 | 体育3 | 31分37秒59 | ||
黒木聖 | 体育1 | 31分48秒35 | PB | |
荻原悠生 | 応理1 | 32分17秒81 | PB | |
4 | 小山洋生 | 体育3 | 30分19秒90 |