第19回 日本学生ハーフマラソン選手権大会は、3月6日(日)に立川市で開催され、筑波大学からは7名の学生が出場。気温が高めで昨年よりも厳しい条件となったが、勝谷と河野がともに自己新記録をマークして100位以内に食い込んだ。
とくに勝谷は、自己記録を1分以上更新する64分13秒をマークし、昨年の191位から大幅にジャンプアップの28位となった。5キロを14分台で通過しながら、全体的にまとめることができたことは、大いに自信になったようだ。1ヶ月前に足底筋膜炎を発症し、2週間ほど練習を休止しながらも、この記録をマークするところに、かなりの成長を感じる。
河野も、自己記録を1分以上更新し、65分19秒のタイムで93位に入った。スタートの失敗で後手を踏み、レースの前半で脚を使ってしまった誤算があったが、描いたレースプラン通りに目標タイムと順位をクリアした。都大路2区の区間賞男が、確実に持久力を備えてきている。
二人とも、冬季練習では、それほど走り込みをしていない中で、予選会の記録を20キロの通過タイムでそれぞれ上回った(勝谷は52秒、河野は30秒)。順調に力を備えてきていることの証明であろう。
今後は、関東インカレの標準記録突破(勝谷はA標準、河野はB標準記録)を目指して、引き続き頑張っていくとそれぞれが意欲を示した。
今大会で、関東インカレ・ハーフマラソンの標準記録突破を目指した武田は、後半に失速し、残念ながら記録突破ならず。しかし、中盤までの走りに手応えは掴んだようで、今後の成長に期待したい。
【勝谷のコメント】
スタートからまあまあの位置取りで流れにのることができ、楽に14分台で5kmも通過し、その後も集団のリズムに合わせてペースをあまり落とさずに10km,15kmと通過できました。予選会の時のペースダウンの不安もありましたが、10km過ぎてもまだ大丈夫だと思い、攻める走りを続けることができました。公園内のアップダウンがまだ攻略できてないですが、15〜20kmの5kmが15’30を切ったのは初めてだったので、成長はしていると感じています。筑波大学歴代1位の記録越えもいけると思ったのですが、ラスト5kmのペースダウンで届きませんでした。
ただ、今シーズン初戦ということ、冬季の練習を振り返っても実践的な練習は少なかったので、ここまでのタイムが出たことは素直に嬉しいです。28着ということで他大学の選手にも多く勝つことができて、関東インカレに向けても自信を持てました。
63分台となると、余裕で29分台での通過、後半も30’30以内でまとめなければならないので、次は10000mの自己ベストを関東インカレまでに更新をします。また入賞を狙う上では、もう一つ前の集団で走れないといけないので、そういった勝負強さも課題だと感じました。
朝早くからサポートの皆さんは本当にありがとうございました。
【河野のコメント】
約1分ほどのベスト更新でしたが、スタートの遅れが、とても悔やまれます。レースプランとしては、10kmを30.30で入り、後半の10kmを15.40-15.50と刻むつもりでした。入りの10kmで手元では設定通りだったので、いける確信を持ちました。10km〜15kmでまだ余力もあって「1.05.00切りもいける」と思いましたが、15km〜20kmの公園内の起伏で脚が止まり、そこからは前に付くので精一杯で、ラストスパートもかけられませんでした。10km以降に攻める練習をこれからは課題だと感じました。
天候もとてもよく、言い訳できないコンディションだったので必ず筑波大学の歴代記録に食い込むつもりで挑み、きちんと結果を出せたことは素直に嬉しいです。同じチームに勝谷さんという勝たなければならない大きな目標が存在するので、近づけるようにこれからも背中を追いかけていきます。予選会から冬季を経て、成長していることを実感できたので、10000mの29.40を春のトラックシーズンの目標に頑張ります。
朝から応援、サポート等ありがとうございました!