第50回全日本大学駅伝・関東予選会出場(20校)が決まりました。筑波大学の上位8名の1万mの記録は下記の表の通り、平均29分47秒。昨年から4秒ほど向上しましたが、予選会に出場する記録のラインが年々上昇しており、出場するだけでも大変だと感じます。2年連続で出場できるのも、多くの方々のご支援と応援があったからです。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
筑波大学 上位8名の1万m記録
氏名 | 所属と学年 | 資格記録 |
---|---|---|
才記壮人 | 人間総合科学 研究科(М2) |
29分13秒68 |
相馬崇史 | 体育専門学群(2) | 29分27秒77 |
吉成祐人 | 生命環境科学 研究科(D1) |
29分44秒91 |
小林航央 | 体育専門学群(4) | 29分49秒25 |
池田 親 | 体育専門学群(3) | 29分49秒54 |
西 研人 | 体育専門学群(2) | 29分59秒31 |
児玉朋大 | 体育専門学群(2) | 30分05秒45 |
川瀬宙夢 | 医学群(2) | 30分10秒70 |
チーム平均タイム⇒ | 29分47秒57 |
この予選会には、昨年は筑波大学として14年振りの出場となりましたが、出場枠に入るだけで精一杯でした。昨春は1万mの記録を伸ばすことに追われ、予選会本番では多くの学生に余力が残っていませんでした。しかし、今年は、早めに記録を伸ばしたことで、比較的安全圏にあり、春から計画的に強化を積むことができています。昨年とは違った結果が出せると思っています。
関東インカレの敗戦を経て、学生たちは、さらに厳しいトレーニングを積んでいます。そんな中、予選会本番まで残り3週間となった6月9日(土)には、第4回筑波大学競技会の1万mにおいて、ペーストライアルを敢行。生憎の蒸し暑い気象条件(気温27度・湿度60%超)となり、多くの者が失速しましたが、疲労がある中でも、学生たちは必至に走りました。
昨年の18位からの大躍進を狙って、ギリギリまで力を備える準備をしていきます。学生たち自身もタフさ(力強さ)が足りないという認識は持っており、残された期間で、どこまで心身を鍛えることができるか?に勝負の行方は左右されることはわかりきっています。予選通過の可能性はゼロではないと思っていますので、最後まで努力を重ねていきます。
というのも、予選通過となる8位に入るには、以下の表の通り、一人、約30秒の差を逆転する必要があります。この差は、歴然としたものに見えますが、「暑い時期に争われる予選会では何があるかわからない」ということを歴史は物語っています。最後まで諦めずに戦い抜くつもりです。応援よろしくお願い致します!
第50回全日本大学駅伝・関東予選会出場20校
大学名 | 平均タイム | 合計タイム |
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中央大 | 29分4秒36 | 3時間52分34秒88 |
明治大 | 29分4秒62 | 3時間52分37秒02 |
順天堂大 | 29分4秒81 | 3時間52分38秒55 |
創価大 | 29分7秒05 | 3時間52分56秒46 |
帝京大 | 29分8秒65 | 3時間53分09秒25 |
拓殖大 | 29分16秒23 | 3時間54分09秒66 |
日体大 | 29分18秒13 | 3時間54分25秒09 |
城西大 | 29分18秒14 | 3時間54分25秒17 |
国学院大 | 29分20秒63 | 3時間54分45秒10 |
山梨学院大 | 29分21秒93 | 3時間54分55秒44 |
法政大 | 29分23秒05 | 3時間55分04秒41 |
国士舘大 | 29分24秒09 | 3時間55分12秒73 |
日大 | 29分26秒03 | 3時間55分28秒27 |
大東大 | 29分26秒49 | 3時間55分31秒97 |
東農大 | 29分28秒59 | 3時間55分49秒49 |
専修大 | 29分30秒71 | 3時間56分05秒70 |
東京国際大 | 29分32秒59 | 3時間56分20秒76 |
筑波大 | 29分47秒57 | 3時間58分20秒61 |
亜細亜大 | 29分48秒70 | 3時間58分29秒60 |
上武大 | 29分51秒60 | 3時間58分52秒84 |
さて、全日本大学駅伝・予選会のエントリーメンバー以外(=強化組と呼んでいる)は、春から徹底してスピード強化に励んできました。その成果を確認する意味で、強化組は1500m+5000m or 3000mSCに出場しました。
1500mでは9名が自己新記録をマークし、スピード強化の成果が確認できましたが、5000mで自己新記録をマークした者は4名に留まりました。持久的なトレーニングが不足していることを考えると妥当な結果だったかもしれませんが、少し物足りなさを感じる部分もありました。
ただ、多くの学生たちに、大きく成長しそうな兆しが見えてきたのも事実。チームの底上げを担うのは、まさしく強化組の学生たちになります。今後の奮起と成長に期待したい。
最後に、今年も多くの皆さまからご支援を賜るべく、クラウドファンディングを実施します。
クラウドファンディング【第3弾】 国立大学本気の挑戦!筑波大学箱根駅伝復活プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/TsukubaUniv-HakoneEkiden
昨年のご支援で進んだ環境整備と学生サポートも下記のページで報告しています。
https://readyfor.jp/projects/TsukubaUnivHakone-EKIDEN/announcements/79345
6月30日の全日本大学駅伝・関東予選会を経て、夏季鍛錬期に突入します。過酷なトレーニングを積みながら、個とチームが逞しく成長し、箱根駅伝予選会に堂々と勝負に挑めるレベルに押し上げていくことを目指していきます。夢に向かって頑張る学生たちのご支援と応援をよろしくお願い致します。