4月下旬に行われた大会・競技会の結果を報告させていただきます。関東インカレ標準を狙うメンバーにとっては標準切りのラストチャンスとなる重要な位置付けのレースであり、その他のメンバーもインカレに向けた最大刺激であったり、冬季練習からの流れの中で最大目標として掲げてきたレースであったりと大事な試合が続きました。これで2025春のトラックシーズンも前半戦が終わりに近づいています。
・4月19日
第1回筑波大学記録突破会
第1回順天堂大学記録会
・4月20日
かすみがうらマラソン
第236回東海大長距離記録会
・4月26日
第320回日体大長距離競技会
4月19日第1回筑波大学記録突破会
関東インカレの選手選考のため、また日本インカレの標準(3分49秒00)切りも狙う松浦海瑠(化学4)、その他、大津勇人(体育4)、相川隼吾(体育2)、中野景太(体育2)の4名が1500mに出場しました。最高気温が28度にもなるタフなコンディションの中行われたレースでしたが、松浦がトップ、関東インカレ出場権を獲得しました。日本インカレの標準には届かず、関東インカレで勝負するというところでも課題が見つかった様子でした。4年生、最後に掴んだ大舞台での快走を誓い、詰めの練習に入っています。
組 | 着順 | 名前 | 所属 | 記録 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 松浦海瑠 | 化学4 | 3’51″76 | 関カレB標準突破 |
1 | 6 | 中野景太 | 体育2 | 4’07″08 | |
1 | 7 | 相川隼吾 | 体育2 | 4’13″34 | |
1 | 9 | 大津勇人 | 体育4 | 4’19″81 |
以下、松浦のコメントです。
『日頃よりご支援、ご声援賜りまして誠にありがとうございます。筑突2の1500mに出場し、3’51″76でした。今回の試合では直前の体調不良もあり、目標には届かない悔しい結果となりましたが、関東インカレに向けて、確かな手応えを得ることができました。関東インカレでは、春シーズン前半の集大成として、実力を発揮し入賞を目標に、残り数日も大切に過ごして参ります。』
4月19日第1回順天堂大学記録会
関東インカレの標準切りを狙い、鍔(体育4)が3000SCに出場しました。こちらも同じく暑いタフなコンディションの中でのレースとなりましたが、無事関東インカレB標準(9分15秒00)を突破しました!!前回のレースが思うようにいかず、その流れからの標準切りのラストチャンスというところでプレッシャーもあったと思いますが、4年生の意地を見せてくれたのではないでしょうか。昨年の経験も活かしながら、関東インカレでは入賞を狙います。
組 | 着順 | 名前 | 所属 | 記録 | |
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3 | 3 | 鍔颯人 | 体育4 | 9’14″55 | 関カレB標準突破 |
以下、鍔のコメントです。
『今回は関東インカレA標準突破、そして前回の平成国際大記録会のリベンジとして臨みました。レース時の気温が28度と最近の中では高く、暑さに苦手意識のある自分にとってはタフなコンディションでした。結果としてはB標準の突破にとどまり目標には届きませんでしたが、レース展開など収穫は得ることができました。本番となる関東インカレでは8位入賞を目指し、最上級生としての意地を走りで体現します!』
4月20日かすみがうらマラソン
10マイルの部に小山陽生(体育3)が出場しました。ちょうど今回自分のレースのブログを執筆するということで簡単に振り返りを記そうと思います。10マイルは冬季の総まとめとして現状どこまで走れるかを確認する目的で出場しました。入学してから故障の繰り返しで思うように練習ができない日々が続いていた中で、この冬は大きな故障なく練習を継続することができました。結果は決して満足できるものではありませんでしたし、まだまだ練習の精度も低いですが、初めてレースに向かう練習の流れを切らさずにスタートラインに立つことができたのでここを新たなスタートラインにして、3年目は頑張っていきます。
着順 | 名前 | 所属 | 記録 | ||
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10マイルの部 | 17 | 小山陽生 | 体育3 | 54’37” |
またマラソンのペースメーカーとして保科大樹(医療4)、相川隼吾(体育2)、岩田明輝哉(体育2)、中野景太(体育2)が出場しました。①3時間を切るペース(4分15秒/km)、②3時間30分を切るペース(3分57秒/km)を担当し、前半後半に分かれて、それぞれがハーフマラソンの距離を予定通り走り切りました。地域貢献活動の一環として、日々の練習の成果を市民ランナーの方々に還元することができたことに加え、”走ることの楽しさ”を再認識するイベントになりました。
以下、保科のコメントです。
『かすみがうらマラソンにペースメーカーとして出場させていただきました。マラソンで自分の限界に挑戦するたくさんの方々と一緒に走ってみて、自己記録を更新する楽しさを再認識する機会となりました。少しでも走った方々の力になれていたら嬉しいです。応援の声も何度もかけていただき、改めて頑張らないといけないなと感じました!』
4月20日第236回東海大長距離記録会
堀口花道(体育4)、川﨑颯(体育3)の2人が5000mで関東インカレA標準切り(14分00切り、2分48秒/km)にチャレンジしました。風が強いコンディションの中、2分50秒前後でレースが進んだものの、ペースは安定せず、後半まで脚を残しておけた選手は少なかったようです。関東インカレの選手選考という点では、ここでの結果も踏まえ、PBでB標準を突破している川﨑が5000mへ、惜しくも届かなかった堀口はハーフの標準を突破しているためハーフマラソンにエントリーされました。
組 | 着順 | 名前 | 所属 | 記録 | |
---|---|---|---|---|---|
4 | 5 | 川﨑颯 | 体育3 | 14’19″77 | |
4 | 6 | 堀口花道 | 体育4 | 14’26″04 |
また同日に行われた10000mには、小牧直登(体育4)、丸子晴樹(工シス4)、成石昌平(国際3)、髙久浩輔(体育2)の4人が出場しました。こちらはこの4月の段階で、10000m”29分台”を目標に冬季練習を積んできたメンバーでしたが、まだ10000mという距離に不安があったのか、目標には大きく届かない結果になりました。厳しい現実を突きつけられるものでしたが、より一層トレーニングに対して身の引き締まるきっかけになりました。
組 | 着順 | 名前 | 所属 | 記録 | |
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1 | 8 | 髙久浩輔 | 体育2 | 31’20″41 | |
1 | 12 | 丸子晴樹 | 工シス4 | 31’50″98 | |
1 | 16 | 成石昌平 | 国際3 | 32’11″39 | 初 |
1 | 20 | 小牧直登 | 体育4 | 32’31″96 |
以下、堀口のコメントです。
『13分台を狙いに行ったレースだったので達成することが出来ず悔しい結果となりました。インカレの参加標準に挑むレースでもあったので力不足を痛感しましたが、この経験も更なる成長に繋げていきたいと思います。』
以下、川﨑のコメントです。
『目標としていた13分55秒には全く及ばずとなりましたが、気候やレース展開を考慮すると及第点の走りができたと思います。来月には関東インカレが控えているので、入賞を目標に、ここから走りに磨きをかけていきます。応援ありがとうございました。』
4月26日第320回日体大長距離競技会
鈴木将矢(医学4)、小山洋生(体育4)が関東インカレに向けた最大刺激として10000mに出場しました。それぞれハーフマラソン、10000mにエントリーされており、当日に向けて現状を確認することができました。鈴木は予定よりも速いペースに引いてしまった部分があったようで、ハイペースで進むことが予想されるハーフマラソンにおいて他大学の実力者に対して臆することなく勝負することが求められそうです。小山洋生に関しては、チームのエースとして安定した量・質で練習を継続できており、このレースもPBでまとめました。関東インカレの舞台で順番を獲るためにラストのキレを磨いているところであり、このレースでもプラン通りに仕掛けられたようです。最終調整まで抜かりなく進めていきます。
組 | 着順 | 名前 | 所属 | 記録 | |
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4 | 11 | 鈴木将矢 | 医学4 | 30’03″64 | |
9 | 5 | 小山洋生 | 体育4 | 29’05″66 | PB |
以下、鈴木のコメントです。
『日頃より筑波大学を応援していただきありがとうございます。先日行われました、日体大記録会10000mにて、30’03″64という結果でした。ハーフまでの流れの中で出た10000mという意味では持久的な力が確認出来た反面、勝負するという意味では今後に繋がるレースには出来ませんでした。この失敗を改善して、関東インカレハーフマラソンでは筑波大学代表として他大学と勝負してきます。』
以下、小山洋生のコメントです。
『日頃より多大なるご支援を賜りありがとうございます。今回のレースでは28分台を目指して走りましたが、その目標には届きませんでした。しかし、前半がスローペースだった中で自己記録を出せたことや上位争いができたことは次のレースにつながる内容だったと思います。関東インカレでは入賞を目指して一つでも上の順位をとれるよう頑張ります。』
文責:小山陽生(体育3)