5月28・29日に行われました第2回筑波大競技会、6月4・5日に行われました第296回日本体育大学長距離競技会の2つの競技会について、報告させていただきます。多くの選手がレースに出場し、チームとして多くのものを得た競技会となりました。 (3年 長谷川嵩汰)
今回の筑波大競技会は、1年生の多くが大学デビュー戦となった。この2ヵ月間の練習を通して、自分がどのように成長できたのかを知る機会であり、自分の力を示すのに絶好の場でもある。そういう意味では、上級生やコーチ陣から期待の眼差しが向けられ、チーム全員が楽しみにしていたレースになった。
5月28日【第2回筑波大競技会(1日目)】
ここ数日は暑さが増してきており、気温は26℃まで上昇。風は少し感じられる程度だった。1500mは比較的距離が短いため、気温がある程度高いほうが体も動いて良いタイムが狙える。コンディションとしては悪くないが、急な気温の上昇に苦しむ選手が出てくることが少し懸念された。
〈1500m・1組目〉
1組目には高校時の1500mの持ちタイムが早い1年生がそろった。注目選手は木村歩峻 (体育1)。強豪の佐久長聖高校でキャプテンを務めていた実績があり、進学前後は怪我に苦しんだ時期もあったが、再び1年生を引っ張ってまとめ上げている。小山洋生 (体育1)も1500mは3分台の自己ベストを持ち、練習も今まで離脱することなく続けてきており、強さを感じる選手だ。松浦海璃 (化学1)も体育専門学群でないにも関わらず3分台の自己記録を持ち、活躍が楽しみな選手である。
スタート後、先頭を中距離パートの選手たちが引っ張る中、五十嵐優汰 (体育4)や木村らがその後ろに食らいつく。レースの入りとしては、比較的速いタイムで1周目を通過しつつ、好位置をキープ。3周目ラスト1周になったところで、持ち前の持久力で木村がスパートをかけて1着でゴール。小山や松浦もラストしっかりあげて4分切りの見えるタイムでフィニッシュ。そこから今の2年生のまとめ役である熊谷秀人 (国際2)も自己ベストをたたき出した。
二人で先頭を追う 木村歩峻 (体育1)[右]、五十嵐優汰 (体育4)[左]
【木村コメント】
「久々の1500mでしたが、レースを上手く進めることができました。目標としていた3分台で走れたことは良かったですが、まだ課題は多くあるので次に向けて精進したいと思います。」
ゴール直前勝負 松浦海璃 (化学1)[手前]
【松浦コメント】
「今回は大学デビュー戦という形で出場させていただきました。怪我明け2週間弱ながら、目標タイムをしっかり切る事が出来ました。しかし、レースを進める中での課題や足りない部分が浮き彫りになったので、修正しつつ次の試合に向かっていこうと思います。これからも応援よろしくお願いします。」
〈1500m・2組目〉
2組目には基礎固め中の1年生たちに加え、レースを引っ張る2年生が出場。2年生の中山純静 (体育2)、本村春人 (資源2)はスピードに課題のある選手であったが、冬季練習で少しずつその課題を克服しつつある。1年生も5000mで14分台をもつ山口翔悟 (社会1)をはじめ、実力を秘めた選手たちは多い。
スタート直後に中山が先頭に出てレースを引っ張り、そこに本村、山口と続く。800m手前で先頭が大崎友裕 (体育2)に入れ替わり、落ちそうになっていたペースを引き戻した。大崎はそのまま集団から抜け出して先行するが、ラスト1周で後ろから本村と小牧直登 (体育1)が追い上げた。最後は先輩の意地で本村が2着でゴールし自己ベストを更新。大崎も自己ベストを更新し、2年生も1年生に負けず劣らずの成果を見せた。
ラストスパートをかける 本村春人 (資源2)
【本村コメント】
「4分切りのペースに挑戦しながら、確実に4’10は切るという気持ちで挑みました。ラスト200mでなんとか切り替えてとりあえず今回の目標を達成でき、4分切りに向けてやっと一歩踏み出せました。」
前を見据える 小牧直登 (体育1)[中央]
【小牧コメント】
「初めての筑波大学での競技会で、レース前は不安や恐怖が大きかったです。レース後になって、初めてスタートラインに立った初々しさを感じました。一方で圧倒的な先輩や同期の力を感じました。また、改めてこの場所で4年間頑張りたいと思いました。早くチームに貢献できるよう、毎日少しずつ努力を積んでいきたいです。」
〈男子1500m〉
組 | 順位 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 木村歩峻 | 体育1 | 3:58.76 | PB |
3 | 小山洋生 | 体育1 | 4:00.47 | ||
4 | 五十嵐優汰 | 体育4 | 4:01.67 | ||
5 | 松浦海璃 | 化学1 | 4:03.89 | ||
7 | 熊谷秀人 | 国際2 | 4:05.56 | PB | |
15 | 小林大晃 | 体育3 | 4:10.47 | ||
17 | 黒木聖 | 日文1 | 4:16.97 | ||
2 | 2 | 本村春人 | 資源2 | 4:08.11 | PB |
3 | 小牧直登 | 体育1 | 4:08.93 | ||
5 | 大崎友裕 | 体育2 | 4:10.47 | PB | |
6 | 寺田周世 | 人文1 | 4:13.19 | ||
8 | 源侑也 | 応理1 | 4:14.77 | ||
10 | 山口翔悟 | 社会1 | 4:15.90 | ||
11 | 丸子晴樹 | 総Ⅱ 1 | 4:15.90 | ||
13 | 中山純静 | 体育2 | 4:19.81 | ||
15 | 山本健介 | 総Ⅰ 1 | 4:26.25 |
5月29日【第2回筑波大競技会(2日目)】
多くの選手が昨日の1500mに引き続いて3000mに出場した。連戦のレースをこなす身体づくりができているかが、レースのポイントになってくる。前日から、さらに気温が上がり、16時には30℃近くまで上昇。アップの時間には強い日差しが照り付け、選手たちも体力を奪われないよう対策を凝らしていた。風も約4mと強く、昨日の試合の疲労に追い打ちをかけるような気象コンディションであった。
〈3000m・1組目〉
スタート400mで集団が二つに分かれ、前方集団は五十嵐優汰 (体育4)を先頭に長谷川健太 (資源2)、小林大晃 (体育3)が続く。後方集団は小野木宏太 (体育2)と熊谷秀人 (国際2)が先頭を入れ替わりながら集団を形成し、1000mまでレースが進んでいった。1000m通過して前方集団で古川幸治 (体育2)が先頭に出て引っ張っていく。残り2周になってクラブチームの選手が飛び出した後に小山洋生 (体育1)も後ろを引き離しにかかる。最後は上位のほとんどが上級生の中、期待の1年生が2位でゴールした。
後ろを引き離す 小山洋生 (体育1)[前方]、古川幸治 (体育2)[後方]
【小山コメント】
「1500mも3000mも消極的になってしまい、ついていくだけになってしまいました。タイムも内容も満足できませんが、久しぶりのレースでしたが、2レース共に安定して走れたのはよかったです。練習は継続できているので今回の結果を自信に次のレースは自己ベストを出したいです。」
2人でペースを刻む 本村春人 (資源2)[左]、中山純静 (体育2)[右]
【中山コメント】
「今回は練習を詰めた中での現状把握といった目的を定めて挑みました。1500mは最終目標である3分台のペースでどこまで走れるか試しましたが、結果は良いものではありませんでした。一方3000mは得意な後方からのレース展開で、前日から修正をかけて8’55でまとめることができ、走り込んだ成果を感じると共に疲労を抜いて調整していけば自己ベスト(8’54)の大幅更新ができる手応えを掴むことができました。2日間を通して、自分が行ってきた取り組みの甘さと良かった面が両極端に見えたレースだったと振り返ります。悔しさの残るレースでしたが収穫の多いレースだったことは間違いないので、これからの練習をレースでの自己ベスト更新に繋げて行きます。」
〈3000m・2組目〉
スタートしてから1000m手前で集団がばらけ始め、先頭集団で丸子晴樹 (総Ⅱ 1)が残る。その後方には山口翔悟 (社会1)、黒木聖 (日文1)と続く。ラスト1周で丸子が飛び出し、一緒に走っていた選手を引き離して1位でゴール。その後ろでは山口、寺田周世 (人文1)がスパートをかけて前を走っていた選手を抜いていく。1年生どうしの競り合いがあり気合いの感じられるレースだった。
ラスト勝負 丸子晴樹 (総Ⅱ 1)[右]
【丸子コメント】
「大学初、1年ぶりのレースでどのくらい走れるか不安はありましたが、着実に練習を積めていたので、現在の力を試そうと思って走りました。前日の1500でいい刺激が入っていたので入りは思ったよりも余裕がありました。中盤から先頭に出てトップを守ることができましたが、2000を過ぎてから動きが小さくなりペースが落ちてしまったことは課題です。今回得た収穫と課題を次のレースに繋げていきます。」
〈男子3000m〉
組 | 順位 | 氏名 | 所属 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 小山洋生 | 体育1 | 8:45.34 | |
3 | 古川幸治 | 体育2 | 8:47.96 | ||
4 | 長谷川健太 | 資源2 | 8:50.70 | ||
6 | 五十嵐優汰 | 体育4 | 8:53.11 | ||
7 | 小野木宏太 | 体育2 | 8:54.14 | ||
9 | 中山純静 | 体育2 | 8:56.64 | ||
10 | 本村春人 | 資源2 | 8:56.78 | ||
11 | 熊谷秀人 | 国際2 | 8:59.15 | ||
12 | 小林大晃 | 体育3 | 8:59.73 | ||
13 | 大崎友裕 | 体育2 | 9:00.51 | ||
16 | 木村歩峻 | 体育1 | 9:14.93 | ||
2 | 1 | 丸子晴樹 | 総Ⅱ 1 | 9:06.09 | |
3 | 山口翔悟 | 社会1 | 9:13.76 | ||
4 | 寺田周世 | 人文1 | 9:14.15 | ||
6 | 源侑也 | 応理1 | 9:20.42 | ||
8 | 黒木聖 | 日文1 | 9:25.65 | ||
9 | 小牧直登 | 体育1 | 9:32.46 |
1年生には元々1500mのタイムが速い選手が多く、その持ち前のスピード感を見せてくれた。今は基礎固めの時期。箱根を目指しハーフを走るために走行距離が高校の時よりも飛躍的に伸び、かなり疲労の溜まる時期である。しかし、大学初戦でここまでのレースをして見せた。これから走れる距離が伸びていったときの成長が楽しみである。
また、2年生も着実に力をつけていることが感じられた。冬季練習を乗り越え、その成果が自己ベストという形で現れ始めている。例年、ハーフマラソンに向けた夏合宿で思わぬ選手が急成長を遂げて予選会で活躍する。そうした選手が今年も出てくることが期待できる競技会だった。
続いては日本体育大学長距離競技会(以下、日体大記録会という)。学外での記録会は他大学の選手も多く、自分の力を試し、経験を積むには非常に適した場となる。今回は1日目の10000mは、全日本大学駅伝予選出場の権利獲り(記録向上が必要)がかかっていた。
6月4日【日体大記録会(1日目)】
この日体大記録会の1日目に行われる10000mは、全日本駅伝予選の出場をかけたチーム10000mの平均タイムを上げる最後の機会である。筑波大学はレース前の段階で24位(データ班調べ)であった。選手も全日本駅伝予選に出場するために、チームの10000m平均タイム向上を狙ったレースに臨んだ。他大学も全日本予選に向けてタイム短縮を狙って多くの選手が出場していた。気候は涼しめだが、風がやや強く、レースでの位置取りが重要になると予想された。
〈10000m・4組目〉
4組目には先日の関東インカレ1500mで入賞と大活躍をした吉田海渡 (体育2)を始め、去年の予選会メンバーの藤原潤乃佑 (体育3)やここ数か月調子のいい富山翔太 (地球3)、そして期待の新戦力である堀口花道 (体育1)、大津勇人 (体育1)らが出場。チームの平均タイム短縮は非常に期待された。
スタートは18:00。日が落ちてきて気温が下がり始める時間帯でもあったが、スタート後の200mは集団のペースが遅く、筑波大勢の400m通過は74秒。その後一気に上がって1000mは2’58で通過。タイムを狙うには波に乗りにくいレースの始まりとなった。筑波大の選手たちは全員集団の真ん中からやや後方にかけての位置取りであったため、ペース変化の影響を大きく受けたように感じた。4000m手前から吉田は集団前方へ、その後ろに藤原、堀口、富山と続く。5000mを超えた後半はペースが落ち、皆粘りを見せるもチームの平均タイムを短縮することはできなかった。
ひたすら前を追っていく 富山翔太 (地球3)
【富山コメント】
「今回のレースでは全日本大学駅伝予選会への出場のために10000mの上位8人合計を縮めることを大きな目的として出場しましたが、達成することはできませんでした。レースの中盤でしっかりと粘ることができずにペースを落としてしまいました。ただ自己ベストを約1分30秒更新でき、春の練習の成果を発揮することができたという点では良かったと思います。これから夏から秋にかけて予選会に向けて非常に重要な時期となってくるのでチームでよりいっそう頑張っていきます。応援ありがとうございました。」
【堀口コメント】
「後半に自分の弱さが出てしまったレースでした。目標のタイムには届きませんでしたが、自分の現状を把握する事ができました。まずはこのレースを土台に苦手意識のある長い距離への適応をめざして練習していきます。次のレースでは狙ったタイムを出せるように頑張ります。」
〈10000m・6組目〉
先程の4組目でチームのタイム短縮ができなかったため、全日本駅伝予選に出場できるかはこの6組目の3人に命運を預けることとなった。3人とも関東インカレに出場した選手であり、関東インカレで実力を発揮しきれなかった分を取り返そうと意気込んでいた。スタート直後からそうした積極的な姿勢が見られ、國井辰磨 (体育4)が先頭を走る。岩佐一楽 (体育4)と平山大雅 (体育3)は集団中央よりやや前方スタートで前を狙う姿勢が感じられた。しかし、先日の関東インカレの疲れもあってか5000m手前で平山が遅れ始める。國井と岩佐も思ったようにペースが上がらず、狙っていたタイムを出すまでには至らなかった。
ハイレベルなレースで力走する岩佐一楽 (体育4)
〈男子10000m〉
組 | 順位 | 氏名 | 所属 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
4 | 18 | 吉田海渡 | 体育2 | 30:35.85 | |
23 | 藤原潤乃佑 | 体育3 | 30:56.05 | ||
26 | 福谷颯太 | 体育4 | 31:04.53 | ||
27 | 富山翔太 | 地球3 | 31:05.22 | PB | |
31 | 堀口花道 | 体育1 | 31:29.33 | ||
33 | 松村匡悟 | 体育4 | 32:00.95 | ||
34 | 大津勇人 | 体育1 | 32:51.93 | ||
6 | 10 | 岩佐一楽 | 体育4 | 29:52.19 | |
12 | 國井辰磨 | 体育4 | 29:53.16 | ||
26 | 平山大雅 | 体育3 | 30:42.23 |
6月5日【日体大記録会(2日目)】
この日はスピード強化に重点を置き、前日の10000mではなく次の日の5000mに出場することを決めた選手たちが出走した。前日に全日本駅伝予選への出場を逃し、この日出場する選手たちは再度チームの士気を上げようと気持ちを入れ直したそうだ。
〈5000m〉
小野木宏太 (体育2)は8組目に出場。以前の記録会ではあと一歩のところで関東インカレ3000mSCの出場権獲得を逃し、今回のレースへの気合は十分であった。結果としては満足のいくものではなかったが、自身の課題を再認識する機会にもなったことは本人にとって必ず意味のあることである。
スタート直後の小野木宏太 (体育2)
【小野木コメント】
「今回の日体大記録会では5000mに出場し、14分台で走ることを目標としていました。結果は15分55秒11と目標とはほぼ遠い結果となってしまいました。レース展開として、2000mを5分54秒で通過し、14分台を狙うには絶好のレース展開でしたが、2000mからの集団のペースアップについていけませんでした。苦しくなってからの粘りやフォームの維持が練習からできておらず、レースにも現れたと思います。2000m以降は集団を引っ張る形となり、ペースを急激に落としてしまいました。3000m以降の苦しくなってからの粘りが自分の課題であるので、その課題を意識した練習に取り組み、次の記録会では必ず14分台を出します。」
古川幸治 (体育2)は10組目に出場。繰り返す怪我から復帰し、冬季練習を経てその実力を確実に伸ばしつつある選手である。14:40前後を狙うレース展開で非常にいいペースを刻んだが、4000mから徐々に苦しくなりラストもギアを上げられなかった。それでも自己ベストでまとめ、こちらもこれからが非常に楽しみな選手である。
レース終盤に力走する古川幸治 (体育2)
【古川コメント】
「自己ベストでしたが、終盤にかけて大きくラップを落としてしまい、課題が残るレースでした。今回の反省点を真摯に受け止め、春シーズンの締めくくりとなる次のレースでは大きく記録を伸ばしていけるように頑張っていきます。」
12組目には皆川和範 (物理3)と長谷川健太 (資源2)が出場。皆川は怪我からの復帰戦でセカンドベストを更新し、その強さを示すと同時に故障期間の努力も伝わってくる走りを見せた。長谷川は去年から勢いのある選手ではあるが長い距離になかなか対応できていないという課題を抱えている。練習で自身の弱点強化に取り組んでいる分、疲労の蓄積もあったようだ。力を持った選手であることは間違いないので、これからの後半シーズンに期待したい。
先頭集団で走る皆川和範 (物理3)
【皆川コメント】
「学生ハーフマラソン後、故障をし復帰戦かつシーズン初戦となりました。目標は、14’40でした。久々のトラックレースでしたが、序盤から先頭集団の中で流れに乗ることができました。3600付近で少しペースが落ちましたが、最後は上げて目標の14’40を切ることができました。ここから、スピードの余裕度を上げ夏を良い形で迎えられるようにします。」
最後まで力走する長谷川健太 (資源2)
【長谷川健コメント】
「今回の5000mでは、前半から集団の中で余裕を持てず、2000m過ぎには集団から離れてしまい、大きく崩れてしまうレースとなってしまいました。今回の結果を受けて、今までの取り組みから何かを変えなくては上にはいけないと痛感させられたので、今一度箱根駅伝予選会に向けて取り組みを改め、結果を残すために何が大切か考えながら練習を行っていこうと思います。応援ありがとうございました。」
〈男子5000m〉
組 | 順位 | 氏名 | 所属 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
8 | 26 | 小野木宏太 | 体育2 | 15:55.11 | |
10 | 20 | 古川幸治 | 体育2 | 14:57.16 | PB |
12 | 7 | 皆川和範 | 物理3 | 14:36.73 | |
29 | 長谷川健太 | 資源2 | 15:26.01 |
1日目の10000mでは全日本駅伝出場を目指してチームの主力選手たちが奮闘したが、平均タイムを更新することはできず、全日本大学駅伝の予選に出場する権利を獲得することは叶わなかった。筑波大学は箱根駅伝予選会の成績などに比べて、他大学との比較しても10000mのタイムがあまり良いとは言えない。これからも非常に大きな課題であり、あらためて同じ課題に直面した今だからこそ、きちんと向き合い、その課題を克服するために試行錯誤することが重要である。5000mでも調子のよい選手、悪い選手はいたものの、各々が課題を認識する良い機会になった。選手たちにとって今回の苦い体験がさらに成長するきっかけとなってほしい。
今回2つの大会についてのレポートを書かせていただきましたが、チームはさらに成長しようと努力しています。全日本大学駅伝の予選に出場できなかったことを受けて、選手とコーチ陣だけでなく、選手間で積極的に議論を交わしながら、学生主体でのチーム改革と強化を進めていきます。箱根駅伝本戦出場を目指してチーム一丸となって頑張っていきますので、引き続き、応援をよろしくお願い致します。(3年 長谷川嵩汰)