鐘ヶ江 幸治かねがえ こうじ
【プロフィール】
筑波大学 平成16年卒
筑波大学在籍時代は、理工学群・工学システム学類に所属し、文武両道の模範学生として活躍した。
ー箱根駅伝記録ー
[ 3年次 ]
第79回箱根駅伝に関東学連選抜チームとして5区を走り、区間8位。
[ 4年次 ]
第80回箱根駅伝に学連選抜チームとして5区を走り、区間賞。
(16位で襷を受け9人を抜いて7位まで順位を上げる)
この走りを評価され、この年に創設された『金栗四三杯』を受賞した。
第1回の河野さん、第2回の矢野さんに対して若輩者であり、かつ陸上競技から離れて早10年以上になる私ですが、少しでも筑波大を盛り上げられればと思い、選手の皆さんへ応援メッセージを送らせて頂きます。内容として、私が今思う、現役のころやっておけば良かったことをお伝えしたいと思います。
何かの参考になれば幸いです。
それは、もっと大学の授業を勉強しておけば良かった、ということです。
私はフォームや体の感覚を磨くように心がけ、大学後半は故障も少なく練習を積めました。しかし、その練習の内容が、マンネリのような状態になっていました。当時は自分たちで練習メニューを組んでいましたが、私は自分に何が足りず、何が必要かよくわからず、とりあえず距離走とインターバルをバランスよく、という程度でした。
しかし、IT関連や統計学に出てくるデータ蓄積の方法や分析手法を勉強していると、これを現役時代に活用しておけば、自分の走りの特徴をしっかり把握し、必要な練習を選択できたかもしれないと思えました。しかも、それらの知識は大学時代に授業で受けていたものがほとんどでした。
また、企業向けのチームマネージメントの書籍でも、スポーツに役に立ちそうなものがありました。それは、80回大会で参加した全日本選抜チームの状態に当てはめると非常に納得のいくものでした。メンバーひとりひとりの雰囲気の良さや対面する機会を多く作るようにした運営、マネージャーの努力によって生まれたチームの一体感が、オープン参加ですが、上位に食い込んだ大きな要因だと思います。
日々の練習は弘山さんに指導を受け非常に充実していると思います。それだけでなく、日々の大学の授業やネットに出てくる話題など、身近なところにより自分を高められる材料が転がっています。予選会を突破するためにも、アンテナを広く張り自分なりに工夫し、他大学にない特徴を作っていってください。
陰ながらですが、応援しています。
鐘ヶ江 幸治