個々の成長が問われるトラックシーズンも後半に差し掛かり、選手達は練習の成果を発揮すべく6/6(土),7(日)に行われた第3回筑波大競技会、6/7(日)に行われた第131回平成国際大学長距離競技会にそれぞれ出場しました。ここでは、飛躍の契機が見えた者もいれば悔しさを味わった者もいた両試合の結果を報告いたします。
文責:山形(人文2)
6月6日、7日 第3回筑波大競技会
今季5000mでの自己記録更新を目標とするグループは、トラックシーズン最後の試合が近づく中で現状を把握することを大きな目的として、まず初日の1500mに出場した。1組目は、翌日の平成国際大学記録会に向けスピード持久力の確認を目的としていた小山(体育4)が中盤からレースの流れを形成して3:57.12を記録し先頭でゴールした。また、関東インカレハーフマラソン出場を怪我の影響で断念した髙久(体育3)が久々のレースで復帰を印象付ける自身初の3分台をマークし3:59.76の自己ベストでゴールした。チームの主力としての強い責任感を持って練習に取り組む髙久の走りは今季のチームの鍵となるだろう。
目新しい走りが見られたのは3組目である。この組では昨年から怪我や体調不良に悩まされていた﨑山(医学2)、入学後から順調に練習を積んできた坂(工シス1)がともに大学初のトラックレースに臨んだ。序盤から先頭をうかがう1年生らしい積極的なレース展開を見せる坂に﨑山が食い下がる形でレースは進み、ラスト1周で満を持してスパートをかけ久しぶりのトラックレースとは思えない巧みなレース運びを見せた﨑山が4:14.27の自己ベストで1着を獲得し、坂も最後まで粘り4:17.50とこちらも自己ベストでゴールした。これまで辛酸をなめてきた﨑山の復活や、練習の成果を見事に発揮した坂の走りはチームに前向きな空気をもたらしたはずだ。

昨年は苦しんだが再起を果たした﨑山(医学2)
2日目には3000mSCが行われ、宮田(社工2)が出場した。前日の1500mが悔しい結果に終わった宮田はその雪辱を果たし関東インカレB標準(9:18.00)を突破すべく序盤からレースをけん引した。しかし前日の疲労や湿度の高さに苦しめられたか徐々にペースを落とし9:57.77で高校以来の3000mSCを走り終えた。今回は悔しい走りが目立ったが、前半シーズン最終戦で宮田のスピードの真骨頂を示してくれることに期待したい。
同日の5000mには、目的ごとに完走するグループと3000mまで走るグループに分かれ計10名が出走した。チームにとって最も重要ともいえる中間層を担う半澤(工シス3)や相川(体育3)に加え、院進後トレーニングサポートスタッフとしてチームを支えながら自身も走り続けている丸子(構エネ1)の3名を、岩田(体育3)と髙久が3000mまで14分台をやや上回るペースで引っ張る形でレースが進んだ。比較的ハイペースのレースは3000m以降も粘りを見せた丸子が制し、貫録を見せつけた。流石というべき走りではあるが、予選会で戦っていくにはこの背中を越えなくてはならないだろう。丸子と比べて何が足りないのかこの背中を追う中で見つけていかなくてはなるまい。
後方では﨑山と坂、平野(応理2)が3000mまで、西(体育2)と三輪(生物2)と同じ集団でレースを進めた。3人が外れた後の競り合いを制した三輪が自己ベストを30秒以上更新する15:50.15で念願の15分台を達成した。前日の1500mで自己ベストを更新していた西は疲れもあったのか思うようにラストを絞り込めなかったようだが、前半シーズン最終戦での殻を破る走りに期待したい。
選手コメント
髙久「日頃より筑波大学箱根駅伝プロジェクトへのご支援、ご声援賜りまして、ありがとうございます。体育専門学群3年の髙久浩輔です。先日行われました第3回筑波大競技会の1500mにおいて、3分59秒76の自己ベストを記録することができました。
新年度になってから初めてのレースということで、スピードの確認として自己ベスト更新を目標としていましたが、無事に目標を達成し、初めての3分台で走ることができとても嬉しく思います。今回の成果を今後のレース、箱根駅伝予選会に活かせるよう、更なる鍛錬を積んで参ります。今後とも変わらぬご支援、ご声援をよろしくお願いします。」
﨑山「日頃より多大なるご支援・ご声援を賜り、ありがとうございます。医学類2年の﨑山健之介です。6月6日に行われた筑波大競技会の1500mに出場して4分14秒27で自己ベストを更新しました。記録としてはまだまだですが、昨年は思うように練習を積めなかった中、やっと一歩踏み出すことができました。このレースを一つのきっかけとして今年の夏に大きく成長できるように頑張ります。応援ありがとうございました。」
6月7日 第131回平成国際大学長距離競技会
チームの中核を担う主力達が更なる自己記録更新を目指し出走した。雨が予想以上に強く降る厳しいコンディションの中、成石(国際4)、小山(体育4)、荻原(応理3)は序盤集団中ほどに位置し落ち着いたレース運びを見せる。2000m前後から徐々に位置を上げていき上手くレースの流れに乗ると持ち前のラストのキレ味を遺憾なく発揮した荻原が14:27.63の大幅な自己ベストを記録し先頭でゴールした。ここまで質の高い練習を消化しながらもなかなか結果に結びつかず苦しんできた荻原だがここに来て実力を示した形だ。成石は14:33.03の14分半切りまであと一歩という走りでこちらも自己ベストを更新。更に小山は高校以来の14分台となる14:46.68を記録した。小山も大学入学以来苦難の連続であったというが、今回最高学年として臨む今年度の有終の美を予感させるレースを見せてくれたのではないだろうか。インカレに出場したエースたちに負けじと存在感を見せる主力達の奮闘にはこれからも注目である。
選手コメント
荻原「日頃から多大なるご支援、ご声援を賜り、誠にありがとうございます。理工学群応用理工学類3年の荻原悠生です。第131回平成国際大学記録会5000mにおいて、14分27秒63の自己ベストを出すことができました。今シーズンは思うような結果が出ずもどかしい日々が続きましたが、ようやく一つ形にすることができ安心しています。この流れを途切れさせることなく、今シーズンの最終戦ではさらなるベスト更新を狙って全力を尽くします。応援ありがとうございました。」
<リザルト報告>
第3回筑波大競技会
| 種目・組 | 着順 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
| 1500m・1組 | 1 | 小山陽生 | 体育4 | 3:57.12 | |
| 2 | 髙久浩輔 | 体育3 | 3:59.76 | PB | |
| 4 | 相川隼吾 | 体育3 | 4:00.62 | ||
| 7 | 丸子晴樹 | 構エネ院1 | 4:03.37 | ||
| 11 | 半澤朝陽 | 工シス3 | 4:10.08 | ||
| 14 | 宮田海慈 | 社工2 | 4:12.93 | ||
| 2組 | 6 | 岩田明輝哉 | 体育3 | 4:06.06 | PB |
| 7 | 西洸平 | 体育2 | 4:06.82 | PB | |
| 9 | 三輪駿介 | 生物2 | 4:12.81 | ||
| 12 | 平野悠樹 | 応理2 | 4:25.69 | ||
| 3組 | 1 | 﨑山健之介 | 医学2 | 4:14.27 | PB |
| 2 | 坂行雲 | 工シス1 | 4:17.50 | PB | |
| 3000mSC | 2 | 宮田海慈 | 社工2 | 9:57.77 | |
| 5000m | 1 | 丸子晴樹 | 構エネ院1 | 14:52.61 | |
| 3 | 半澤朝陽 | 工シス3 | 15:27.07 | ||
| 4 | 相川隼吾 | 体育3 | 15:33.91 | ||
| 6 | 三輪駿介 | 生物2 | 15:50.15 | PB | |
| 7 | 西洸平 | 体育2 | 15:54.94 | ||
| DNF | 岩田明輝哉 | 体育3 | 以下3000まで | ||
| DNF | 髙久浩輔 | 体育3 | |||
| DNF | 﨑山健之介 | 医学2 | |||
| DNF | 平野悠樹 | 応理2 | |||
| DNF | 坂行雲 | 工シス1 |
第131回平成国際大学長距離競技会
| 種目・組 | 着順 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
| 5000m・4組 | 1 | 荻原悠生 | 応理3 | 14:27.63 | PB |
| 3 | 成石昌平 | 国際4 | 14:33.03 | PB | |
| 11 | 小山陽生 | 体育4 | 14:46.68 |
日頃よりご支援賜りまして誠にありがとうございます。今回のレースは飛躍のきっかけを掴んだ者、なかなか調子が上がらず悔しさをにじませた者と様々でした。各々が成果と課題に向き合い最終戦で更なる成長を見せられるのか、ご注目いただければと思います。
まもなくトラックシーズンが終了しチームは夏季強化に向かっていきます。個々が見せた成長をチームに還元し高め合いながら目標達成のため精進して参ります。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

























