第一回筑波大記録会が4月3日と4日に開催され、今シーズン初レースとして、1500mと3000mの2種目に12名出場しました。その結果を報告させていただきます。(担当:長谷川)
4/3(土) 1500m
初日に行われた1500mに出場した12人の学生は、冬季トレーニング期間に基礎鍛錬を概ね順調に積んできた者である。基礎練習ばかりで、とくに、このレースに向けては調整はせずに臨んだ。それでも、多くの選手が冬季練習の成果を発揮したレースになったと思う。
1組目は、OBの才記先輩(関彰商事所属)にペースメーカーを務めてもらい、インカレ標準記録の突破に向けてレースは始まった。ハイペースで流れたため、レースの中盤から先頭集団は2つに分かれた。先頭には、小林竜也(体育3)・平山(体育2)・山本(応理4)がついた。
最後は、中距離の田中と小林が集団から抜け出し、ラストの直線で小林が田中を交わし1位でゴールした。タイムは、インカレB標準を突破する3分51秒77、A標準には惜しくも0.27秒及ばなかった。小林以外にもベストを大幅に更新した学生が多数おり、シーズン初戦としては、とても良いレースとなったと言える。
2組目は、ややスローな流れになり、大きな集団が崩れないままレースが展開された。スタートから伊藤(体育4)が先頭で集団を引っ張り、ラスト1周では國井(体育3)が前に出るなど,ペースメーカーが不在な分、自分たちでレースを作る積極的な姿勢がみられた。ベスト記録更新には至らなかったが、初戦としては及第点の内容で、冬季練習の成果は十分に感じられた。
1組:先頭集団(前から小林竜・山本・平山)
2組:伊藤(体育4)が集団を引っ張る
7
組 | 順位 | 名前 | 所属 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 小林 竜也 | 体育3 | 3’51″77 | |
3 | 平山 大雅 | 体育2 | 3’54″09 | PB | |
4 | 山本 尊仁 | 応理4 | 3’55″38 | PB | |
6 | 福谷 颯太 | 体育3 | 3’55″71 | PB | |
7 | 松村 匡悟 | 体育3 | 3’55″79 | PB | |
14 | 五十嵐 優汰 | 体育4 | 3’59″78 | PB | |
19 | 深澤 陸 | 障害4 | 4’10″37 | ||
2 | 2 | 國井 辰磨 | 体育3 | 4’06″12 | |
3 | 入野 翔太 | M2 | 4’06″62 | ||
4 | 伊藤 太貴 | 体育4 | 4’07″20 | ||
7 | 塚田 萌成 | 医学2 | 4’08″56 | ||
8 | 薮下 温司 | 社会4 | 4’09″13 |
4/4(日) 3000m
2日目に行われた3000mにも前日の1500mに出走した12名が連日で出場した。2組で行われる予定であったが、欠場者が多くなり、全員で競走することになった。
レースが始まる直前(16時)から風雨が強くなってしまったために、少し難しいレースとなったと思う。前日の1500mに続いて冬季練習の成果が感じられる積極的なレースが展開された。スタート直後は小林竜也が先頭で引っ張り、1000mを2分44秒で通過。福谷(体育3)や山本、平山らがついていき、2000m通過が5分31秒。そこで福谷が前に出る形になった。
前日の1500mと比べると距離が伸びた分だけ、少し集団のばらつきが見られたが、数人で集団を形成して引っ張り合うなど、記録にこたわる積極性が感じられた。3000mも全体的には、合格点を与えられるタイムだろう。怪我から復帰して冬季練習を積んだ平山(体育2)は、自己ベストを20秒以上更新するするなど、多くの選手が冬季練習の成果を十分に発揮した。
雨の中の力走
組 | 順位 | 名前 | 所属 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 福谷 颯太 | 体育3 | 8’23″36 | PB |
2 | 小林 竜也 | 体育3 | 8’27″54 | ||
4 | 平山 大雅 | 体育2 | 8’31″17 | PB | |
5 | 山本 尊仁 | 応理4 | 8’35″38 | ||
6 | 松村 匡悟 | 体育3 | 8’36″24 | PB | |
9 | 伊藤 太貴 | 体育4 | 8’50″21 | ||
10 | 國井 辰磨 | 体育3 | 8’53″08 | ||
11 | 五十嵐 優汰 | 体育3 | 8’53″88 | ||
12 | 入野 翔太 | M2 | 8’54″98 | ||
13 | 塚田 萌成 | 医学2 | 8’57″48 | ||
14 | 深澤 陸 | 障害4 | 8’58″43 | ||
16 | 薮下 温司 | 社会4 | 9’02″84 |
今の社会情勢で記録会を開催するにあたって色々と制限がかかってしまう状況であったが、入場時の検査等の対策を十分に実施することで無事開催することができました。
多くの者が、冬季練習の成果を十分に発揮し、順調なシーズンインを果たすことができたように思う。チーム全体もこの勢いに乗り、このトラックシーズンの前半戦で、全員が自己ベストを更新できるように精進していきます。
これからも応援のほどよろしくお願いいたします。