第248回日本体育大学長距離記録会の結果報告
９名が自己新記録を樹立！

12月5日と6日、日本体育大学 横浜・健志台キャンパス陸上競技場で日本体育大学長距離記録会が開催され、筑波大学の学生が多数出場し、10000m で3名、5000m で6名が従来の自己記録を更新した。

駅伝シーズンにトラックの記録を狙うレースとして、日本体育大学長距離記録会は、冬の風物詩となるほど、多数の選手が出場する。筑波大学の学生たちは、予選会に向けて実力をつけたことを証明するため、また、今年最後を締めくくるべく、自己新記録を目指して力走した。

10000m では、河野誉（２年）が、自身初の29分台を出し、5000m では、森田佳佑（２年）と勝谷徳仁（３年）が、自己新記録をマークし、関東インターカレッジのＢ標準記録（＝14分22秒、ちなみにＡ標準は、14分12秒）を突破した。

箱根駅伝の学連選抜チームに選出されている吉成祐人は、強化練習を兼ねて、２日連続となる２種目に出場した。５日は10000m でセカンドベスト、６日の5000m では、自己新記録をマークし、順調さをアピールした。

数名のＯＢの方々が、２日間とも、わざわざ激励に訪れていただきました。学生も期待されるのは、嬉しいですし、気が引き締まります。皆様方の応援に応えることができるよう、引き続き頑張ってまいります。

河野誉のコメント

レース展開としては速い組だったので、後ろの方に位置どって、確実に30分切りを狙いにいきました。全体としてスローだったので、ペース変化はありましたが、自分が刻みたいラップでレースを進めることができたのがよかったです。

5000m過ぎた時点で“30分切り”はだいぶ確信できましたが、6000m過ぎてから休みすぎてしまいました。前を追いながら走ってましたが、8000mの時点で7秒遅れていたので、「あぁ、ダメかな。」と思いましたが「後悔するぞ！」の一声でラスト400m を65秒でカバーすることができ、目標としていた29分台を出すことができました。

これで、今年は全種目で自己ベストを更新できました。関東インカレＢ標準記録の29分50秒も走りながら狙える感覚はあったので、冬季トレーニングでは怪我せずに練習を積んで、来季には10000mの標準を切っていこうと思います。応援ありがとうございました。

森田佳佑のコメント

かなり調子も良く、レースの流れにさえ乗れれば走れると思ったので、後方でレースを進め拾っていくプランでした。その為、大きなペース変化もなく落ち着いた走りが出来ました。
3000m 通過の時点でかなり苦しく、何度も気持ちが切れそうになりましたが、今年の最後、ここでダメなら来年もダメだと思い、強いメンタルで食らいつくことが出来ました。今年の一年で最も遠く感じていた5000mで自己ベストを最後に出せたことをとても嬉しく思います。

関東インカレでのリベンジの可能性を得られたので、来春のＡ標準と関東インカレで勝てる力をつけられるように、冬季トレーニングに取り組んでいきたいと思います。

勝谷徳仁のコメント

1000m付近で転倒があり、その転倒者と接触してリズムが崩れましたが、落ち着いてすぐにリズムを作り直せたのは良かったです。3000mの通過時点では、まだ少し余裕がある感じでしたが、集団がばらけた時に前に食らいつけなかったところが、精神的にもスピード的にもまだ弱い証拠です。

ラストの切り替えができたことは良かったですが、インカレ等で勝つためにはまだまだ伸ばさなければならないことが多くあるので、満足せず冬季練習を頑張っていきます。

今年は5000m、10000mともに自己ベストを出せました。来シーズンの春に関東インカレのＡ標準を切ることを次の目標とします。

【記録会結果】12月5日 10000m

【記録会結果】12月6日 5000m