4月8日(金)に開催した筑波大学陸上競技部の説明会を経て、4月13日(水)に入部手続きが行われた。2016年の長距離パートへの新入部員は12名。近年希に見る多数の1年生が加入した。
12名のうち、1500m3分台の記録を有する者が5名、5000m14分台の記録を有する者が5名、3000mSCで9分20秒を切る者が2名(左記は延べ人数)となっている。インターハイ出場経験者が3名、全国高校駅伝出場経験者が3名とその中身も濃い。とくに期待されるのが、兵庫・西脇工業高等学校出身の池田親(いけだ ちかし)と長崎・諫早高等学校出身の金丸逸樹(かなまる いつき)である。
池田は、2種目で中学記録(1500m=3分55秒90、3000m=8分21秒22)を持つスピードランナー。身長184cmの大型選手で、そのポテンシャルは計り知れないものがある。日本のトップに育てたい選手だ。
もう一人の金丸もポテンシャルでは負けていない。高校から陸上競技を始めたばかりで、昨秋に1万mを30分32秒で走破している。3月から練習に参加しているが、すでにチームトップクラスの能力を披露しており、現時点で29分30秒くらいの走力は有していると思われる。どこまで強くなるのか、夢は広がる。
その他にも、インターハイに出場している「相澤拓実(あいざわたくみ)」(=1500m)や「齋藤零司(さいとうれいじ)」「薜玄太郎(せつげんたろう)」(=ともに3000mSC)、1500mと5000mで良い記録を持つ「藤田黎士(ふじたれいじ)」らにも期待が高まる。
まずは、大学の授業を含めた環境の変化に戸惑うことなく慣れ、文武両道を唱う筑波大学の一員として、模範学生となってもらいたい。「勉学や研究」と「インターカレッジや箱根駅伝を目指していく陸上競技活動」を通じて、高度な教育と人材育成を施すことが『箱根駅伝復活プロジェクト』の主な目的である。
活気溢れる新人の加入で、上級生の意欲も責任感もさらに高まっている。長距離パートのさらなる飛躍を目指して、チーム一丸となって頑張っていきます!
2016年度の新しいチームに期待していただくとともに、応援ならびにご支援をよろしくお願い致します。
氏名(ふりがな) | 学群 | 出身校 | 5000mBEST | 他種目BEST |
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池田 親 (いけだ ちかし) |
体育専門学群 | 西脇工業 (兵庫) |
14’26″54 | 3’55″78 (1500m) |
金丸 逸樹 (かなまる いつき) |
体育専門学群 | 諫 早 (長崎) |
14’44″96 | 30’32” (10000m) |
齋藤 零司 (さいとう れいじ) |
体育専門学群 | 佐野日大 (栃木) |
14’45”41 | 9’14”20 (3000mSC) |
相澤 拓実 (あいざわ たくみ) |
理工学群物理 | 仙台第二 (宮城) |
14’49″39 | 3’53″49 (1500m) |
藤田 黎士 (ふじた れいじ) |
体育専門学群 | 栄光学園 (神奈川) |
14’54”60 | 3’56”05 (1500m) |
薜 玄太郎 (せつ げんたろう) |
体育専門学群 | 大町 (長野) |
15’11″12 | 9’17″24 (3000mSC) |
岩満 史翔 (いわさき ふみか) |
体育専門学群 | 宮崎西 (宮崎) |
15’16″74 | 4’08″08 (1500m) |
西平 桂太郎 (にしひら けいたろう) |
体育専門学群 | 長崎東 (長崎) |
15’32″31 | 4’05″15 (1500m) |
植田 樹 (うえだ たつき) |
理工学群物理 | 小 野 (兵庫) |
15’49″35 | 4’19″18 (1500m) |
赤星 友都 (あかぼし ゆうと) |
理工学群応理 | 渋谷幕張 (千葉) |
16’00″18 | 9’39″37 (3000mSC) |
寺澤 龍之輔 (てらさわ りゅうのすけ) |
理工学群応理 | 鳥 栖 (佐賀) |
16’05″43 | 4’19″80 (1500m) |
益川 洋武 (ますかわ ひろむ) |
理工学群物理 | 壱 岐 (長崎) |
16’30″77 | 4’15″87 (1500m) |