10月7日に第101回箱根駅伝予選会のエントリーメンバーが発表されました。私どものチームからは以下の14名をエントリーいたしましたので、監督の木路から予選会に向けたチーム状況等を報告させていただきます。
駅伝主将 古川 幸治(体育4年 愛知:名東高校)
駅伝副主将 金子佑太朗(理工4年 神奈川:横浜翠嵐高校)
塚田 萌成(医学5年 神奈川:逗子開成高校)
吉田 海渡(体育4年 岩手:一関第一高校)
大津 勇人(体育3年 茨城:水城高校)
小山 洋生(体育3年 埼玉:所沢北高校)
鈴木 将矢(医学3年 愛知:岡崎高校)
堀口 花道(体育3年 群馬:高崎高校)
松浦 海瑠(理工3年 静岡:浜松西高校)
丸子 晴樹(理工3年 山形:米沢興譲館高校)
山本 健介(人文3年 徳島:富岡東高校)
伊佐 昂大(体育2年 新潟:長岡大手高校)
川﨑 颯(体育2年 大阪:東海大仰星高校)
中村 優太(体育1年 福岡:明善高校)
4月の新年度シーズンを迎えるにあたって、「予選会を突破するためにそれぞれが担う役割を明確にし、まず、その役割を果たすための個の力を強化しよう!」と学生に求めました。具体的には主力は他校の主力と対等に戦う力を、中軸からエントリーメンバー入りを目指すものは記録会等で他校の中軸に絶対負けない力を、まだ予選会メンバー入りが見えないものも常に過去の自分と勝負し、かつチーム内の順位を意識し、下からの突き上げが脅威となる力を養っていくことを目標としました。
結果、大学代表として「青桐」を身に付けた古川、金子、吉田、小山、鈴木、堀口、川崎の主力は、堂々と他校の主力と渡り合う力をつけてくれ、中でも金子は、5000m、10000mで筑波大記録を更新し他校のエースと渡り合える地位を確立してくれました。塚田も医学群生として病院実習が続く厳しい練習環境の中、56位とチーム1位であった昨年の予選会よりも現状では良い状態ではないかと思わせてくれる仕上がりを見せてくれています。
そこに、ハーフマラソンにおいては抜群の安定感を見せる丸子、山本がいてくれるので、急成長の大津、松浦、伊佐、中村の新勢力を思い切った使い方ができる理想的なチーム編成がほぼ出来上がりました。
この順調なチーム編成ができたのも古川駅伝主将、金子副主将のおかげです。両名には予選会に向けた本格的な強化が始まる前に「チームをまとめようとして自身の目線を下げることは絶対しないで欲しい。目線を下げて主力が主力の力を発揮できないことの方がチーム力低下だから。何も背負うことなく、まず自分が強くなることだけを考えて欲しい」というお願いをしました。チームの和やチームワークは作るものではなく、出来ていくものだと思っており、強いキャプテンシーを持つ両名が自分が予選会突破することのみを考えて行動してくれ、それに周りのメンバーが食らいついていってくれれば自ずと予選会突破という目標にチームは集約していくと考えたからです。
そのような中で、常に予選会突破するために必要な力はという目線で選手を選抜しながら実施した夏の強化期間を経て、一人の離脱者なく出来上がった今回のチームは、仲良しチームではなく箱根駅伝に出るために必要な力を養った選手の集まりとなり、自信を持って予選会突破に臨めるチーム編成ができました。
予選会突破という結果で、写真のように皆さまと喜び合えるよう精一杯頑張りますので、学生たちの「本気」の取り組みへの変わらぬご支援、ご協力を宜しくお願い申し上げます。