7月から数えること4回目となるの強化合宿を千葉県富津市で実施した。予選会エントリーメンバーを含む17人が参加し、予選会前の最後の強化練習を無事に終え、いよいよ最終調整に入る。
今回の合宿は、ロードの実践練習として、起伏地を走る距離走と平坦コースでの速いペース走を消化することが目的であった。つくばに唯一足りないロードコースを求めての合宿である(つくばには、車で移動すればロードコースはもちろんあるが、移動する車がないため)。OB・OGの方々からの寄附とクラウドファンディングによる支援なくして、今回の合宿は実現しなかった。学生たちも感謝の念を抱き、それを力に、疲労がある中、集中して最後の強化練習を必死にこなした。
9月24日の日本体育大学長距離記録会から休むことなく、強化練習を続けてきた。この夏、昨年とは比べものにならないほどの走り込みを敢行し、疲労は蓄積されるばかりである。回復力やその他の要素から学生の状態に差はある。元気に走っている者もいれば、疲労が抜けきれず精彩を欠く者もいる。残念ながら故障してしまった者もいる。このチームの状態こそが経験となり、糧となる。本気で狙ったトレーニングをした場合に自分たちはどうなっていくのか?を身を持って経験することを続けて箱根駅伝に近づいていくしかない。
予選会を通るのは、並大抵の努力では困難である。それゆえに、走力を高めるためには、練習は常に挑戦の連続となってしまうことは避けては通れない道である。目標とする舞台に向けて、共にこの道を歩んできた。さらにチームの結束力を高めて、予選会本番に向けて、調整に入っていく。疲労を抜くことと体力を落とさないことを同時並行で進めていく作業が調整となる。この作業が上手くいった時、自分たちが想像する以上のパフォーマンスを発揮することができるだろう。
最後に、今回の合宿は、「志ら井」さんにお世話になりました。食事が美味しくて、配慮が行き届いている味覚の宿です(写真は朝食の一例です)。玄関先に大学ののぼり旗も立てていただき、ムードも高まりました。ほんとうにありがとうございました。