駅伝監督の木路です。
日頃より筑波大学男子長距離ブロックの取り組みにご理解、ご支援、ご声援頂き誠にありがとうございます。14名の卒業生を無事送り出すことができ、ホッとする間もセンチメンタルになる間もなく4月2日、3日の筑波大競技会、4月5日の焼津での関東インカレハーフマラソンでシーズンインとなります。そこで、冬季強化の総括とシーズンインに向けた意気込みを書かせていただきたいと思います。
<冬季強化の総括>
箱根駅伝出場の川﨑以外のメンバーは11月末で後半試合期を終え、12月1日から3月8日までの15週間を冬季強化期間にあてました。その15週間を2月1日の守谷ハーフマラソンまでを基礎強化期間、そこから3月8日の立川シティハーフマラソンまでを専門強化期間に振り分けやるべきことをやるべき時に取り組むことに注力いたしました。
そして、冬季強化期間全体の目標としてハーフマラソンのシーズンベストの上位10人合計を10時間45分00秒(64分30秒)にすることを掲げました。この数字は昨年度の同時期が10時間55分40秒(65分34秒)からひと夏の強化期間を経て予選会当日に10時間44分04秒(64分24秒)と11分36秒の上乗せができたことからも、予選会当日に10位突破ラインの10時間35分(63分30秒)に向けて10分の上乗せまで持って行ければ可能性はあるなとチーム目標として設定いたしました。また、上位10人が上乗せすれば良いのでなく、チーム全員がそれぞれのハーフマラソンでの1分上乗せを達成するようにトレーニングに臨みましょうということも併せて共有いたしました。
それをふまえて、12月から守谷ハーフマラソンまでの基礎強化期間は19種目サーキットでまず90分前後力を発揮し続ける全身持久力、坂走で出力の効率的な出し方とスピード持久力の強化と時間走、持続走を組み合わせてじっくりとハーフマラソンの実践練習に耐えうる心身の準備に取り組みました。
そのような基礎強化の過程の中で守谷ハーフマラソンへ12人が挑戦し、中村優太(体育2年)が入賞にあと少しの12位、初ハーフ6名を除く6名中4名が自己記録を更新いたしました。中でも小山陽生(体育3年)、相川隼吾(体育2年)の新勢力の台頭がチームにとって嬉しい結果でありました。
その順調な基礎強化期を踏まえて3月8日の立川シティハーフマラソンまでの5週間を専門強化期間とし、ハーフマラソンに向けた実践練習を中心とした取り組みを実施しました。中でもハーフマラソンが形になりつつあった中村、荻原、小山、相川の4名は小山洋生の61分03秒や川﨑の60分53秒の強化~調整をなぞって一段上のレース展開に臨む準備を行いました。その他のメンバーは大学のループ道路や科学万博公園での起伏を使った夏の選抜合宿を見据えた実践的トレーニングに取り組みました。
メンバーそれぞれがチーム平均64分30秒を目指し、自分のやるべきことをやるべき時にしっかり行い立川シティハーフマラソンに12名が出場致しました。相川が1分30秒強短縮するなど初出場1名を除く11名中6名が自己記録を更新し、また自己記録更新はなりませんでしたが関東インカレのハーフマラソン参加標準記録突破(65分00秒)を狙って先頭集団で積極的にレースを進めた小山、中村、5000m15分39秒でありながら66分台が見えるところまで持ってきた井上(理工1年)など収穫が得られました。
一方で、冬季強化期間のチーム目標として掲げた「10時間45分00秒(64分30秒)」には3分14秒届きませんでした。川﨑、相川、小山、井上の大幅自己記録更新の一方で小林、余村、中村、高久、荻原の昨年度の予選会メンバーの上乗せが出来なかったことは反省点となります。特に余村、高久、成石の故障回復が思ったより長引き2レースとも不出場となってしまった影響は大きかったと考えられますが、逆に戻ってきてくれた際のプラス要素ととらえて行ければと思います。また、学生ハーフの小林、立川シティハーフの中村、荻原は一段上の強化、調整の流れに取り組み、レース展開も一段上の流れにチャレンジした結果ですので収穫だと言えます。
しかし、10時間45分の目標に届かず、当確ラインの10時間35分まで13分14秒の上乗せが必要であることは事実です。その事実をしっかり見つめて昨年と同じではダメだという自覚と覚悟を持って新シーズンに臨まなければならないと改めてチームで共有していきたいと思います。
<シーズンインに向けた抱負>
チーム力は上記の通り前年度に比べ期首のチーム力は弱いです(3.77⇒3.48)。また例年以上にチームメンバー数も減少しています(31名⇒25名)。ということは、例年以上に厳しい強化に取り組み、かつ故障を回避しつつ、万が一故障した場合でも早期回復に努めることが重要になってきます。幸い冬場にレースに出れなかったBランクの余村、高久も復帰の目途が立っていますし、Cランクが8名と一段上がれば大幅な戦力強化となる希望があります。
前半戦のトラックレースシーズンではエース、準エースで関東インカレ長距離全種目複数名エントリーと複数種目入賞と自己記録更新率80%をチーム目標に掲げ、まず個の力の強化に取り組んでいきます。そのために練習強度、練習量、日々のコンディショニング・ケアの取り組みについて頭の中のbreakthroughを行い「当たり前のレベルを上げる」ことを目指していきたいと思います。
新シーズンを迎える学生たちの頑張りを一緒にワクワクしながら見守っていただければと思います。
引き続きご支援、ご声援よろしくお願いいたします。




























