4月2日(土)に世田谷区立総合運動公園で行われた「世田谷陸上競技会」に8名の学生が出場し、3名が自己新記録をマークしました。また、2名の新入生も出場し、元気の良い走りを見せてくれました。今後の期待が膨らみます。
初の14分台に僅かに届かなかったが、15秒も自己記録を更新した新2年の川瀬。レース後は、「故障から復帰して2ヶ月ちょっとなので、自己新記録を出せたことは嬉しいが、こんなタイムでは満足できない」と悔しい気持ちが強いようで、「次回は、さらに大幅な記録更新を目指したい」と意欲満々。
同じく新2年生の村上がここにきて急成長を見せる15秒の自己新記録。嬉しいのかと思いきや「レースが下手くそで駄目でした」と反省の弁。確かに、前に行っては後ろに下がるということが何度も見られた。まだまだ記録を伸ばせる手応えを掴んだようで、今後の成長が楽しみである。
新人の金丸が積極的な走りを見せた。先頭集団に食らいつき、自己新記録確実かと思われたが、最後の1000mで失速。練習での強さを出せずに悔しい結果となった。「こんなに大人数のレースは初めての経験で走るのが難しかったです」と新人らしいコメントが初々しい。
新人の池田(写真左の選手)は冷静な走りで、今季初戦を14分台でまとめた。「持久系の体力養成が上手くいっていなかったので、足慣らしとして、失速しないレースを心掛けました」と。「それでも、もう少し最後を上げたかったのですが、調子が良くなかったので、仕方ない」と冷静に分析していた。
河野は、14分25秒切りを目指して、途中を引っ張るなど、積極的な走りを見せたが、ラスト2周で他の選手と接触。トラック走路内に弾かれ足首を捻挫。無念の途中棄権となった。自己新記録ペースで走っていただけに、とても悔しい結果となった。
才記は、関東インカレを1500mで狙っているために、持久系のトレーニングをあまり積んでいないが、自己記録を更新した。「ハイペースだったので、2000mで苦しくなってしまったが、その後を踏ん張れたので、力がついているように思う。これからは、1500mに向けて、スピードを上げていきたい」と話していた。
勝谷は、3週間後の記録会で1万mの大幅記録更新を狙っているため、今回は練習の一環で出場。「調子が悪い中でも、まずまず踏ん張れたのは収穫」と話す。「ただ、やはり最後のスピードの切り換えができないので、そこは改善しなければならない」と課題を挙げていた。
組 | 順位 | 氏名 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|
5 | 8 | 川瀬宙夢 | 15’00″51 | PB |
6 | 4 | 村上諄 | 14’42″42 | PB |
13 | 金丸逸樹(新人) | 14’49″69 | ||
23 | 武田勇美 | 15’10″68 | ||
11 | 26 | 池田親(新人) | 14’47″60 | |
DNF | 河野誉 | 捻挫 | ||
12 | 13 | 才記壮人 | 14’29″83 | PB |
13 | 25 | 勝谷徳仁 | 14’24″82 |
今季初戦となった記録会で、上々の滑り出しを見せた筑波大学の学生たち。期待が大きい新人も加わっての大会参加となったが、新人は、すっかり打ちとけており、チームの雰囲気も良い。切磋琢磨して進んでいけるチーム作りが着々と整いつつあると感じた「世田谷陸上競技会」であった。