6月30日(土)に開催される『秩父宮賜杯第50回全日本大学駅伝対校選手権記念大会・関東学生陸上競技連盟推薦校選考会』に出場する各大学の最終エントリーが、前日の29日正午に締め切られた。34年振りの全日本出場を目指す筑波大学は、予選通過ラインとなる8位を目指して、代表選手8名が想いの全てをぶつける入魂の走りを誓う。
この日のために、春から厳しい練習に立ち向かってきた。その成果を出す“とき”が、6月30日の17時半から開始される。酷暑な気象条件が予想されるレースにも怯まない高い集中力を持って臨む覚悟はできている。昨年は、この舞台に立つことが目標だったが、今年は違う。早めに出場権の当確ランプを灯し、「予選通過」という目標を学生たちが立てて準備してきた。心を一つにして戦うチームが見事に出来上がった。
筑波大学が全日本大学駅伝から遠ざかること34年。全日本大学駅伝3位入賞の実績がある筑波大学の長距離チームにとって、暗黒の時代と言っていいのかもしれない。この暗闇の世界から抜け出す扉をこじ開けると、箱根駅伝出場が見えてくると学生の誰もが自覚している。だからこそ、上半期の最大目標にしてきたのだ。
年々、レベルアップが成されている筑波大学長距離チームだが、競技でいうとエリートの集まりではない。駅伝主将を務めるのは、高校時代に15分30秒の記録しか持っていなかった医学群で学ぶ川瀬宙夢。今回のエントリーメンバーは、彼を筆頭に、着実に力を付けてきた学生たちばかり。高校時代に輝かしい成績を出していたのは、2年の相馬崇史(佐久長聖高校出身)くらいだが、その相馬も、私学の推薦を断ってまで一般入試で受験した“本物の魂”を持つ学生である。
第50回全日本大学駅伝・関東予選会エントリー選手
組 | 氏名 | 学年 | 所属学群 | 1万m ベスト |
---|---|---|---|---|
1 | 川瀬宙夢 | 4 | 医 学 | 30’10″70 |
1 | 金丸逸樹 | 3 | 体育専門 | 29’58″14 |
2 | 村上 諄 | 4 | 体育専門 | 30’09″66 |
2 | 藤田黎士 | 3 | 体育専門 | 30’13″17 |
3 | 吉成祐人 | D1 | 生命環境 科学研究科 |
29’44″91 |
3 | 西 研人 | 2 | 体育専門 | 29’59″31 |
4 | 才記壮人 | M1 | 人間総合 科学研究科 |
29’13″68 |
4 | 相馬崇史 | 2 | 体育専門 | 29’27″77 |
補欠 | 池田 親 | 3 | 体育専門 | 29’49″54 |
補欠 | 相澤拓実 | 3 | 理 工 | 31’27″06 |
補欠 | 児玉朋大 | 2 | 体育専門 | 30’05″45 |
補欠 | 尾原健太 | 2 | 生命環境 | 31’21″22 |
補欠 | 猿橋拓己 | 2 | 理 工 | 31’49″57 |
精一杯頑張る学生への応援よろしくお願い致します!
また、第3弾クラウドファンディングも実施しています。引き続きご支援をよろしくお願い致します。
▷筑波大学箱根駅伝復活プロジェクト
第3弾 クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/TsukubaUniv-HakoneEkiden