ここでは6/1に行われた順天堂大学競技会と6/2に行われた日体大長距離競技会の結果を報告させていただきます。5月は5000mの記録更新に向けてよりレベルアップした練習に取り組み、着実に力をつけてまいりました。その成果を発揮すべく出場した2つの学外レースでは、複数の自己新記録、さらには筑波大記録が更新されるなど好記録に湧きました…‼️ 【担当:伊佐、小山、川﨑】
〈6/1 順天堂大学競技会〉
【1組目】
1組目には最終学年を迎え、大幅自己ベストに期待がかかる熊谷(国際4)が出場した。少し暑さが残る中でのスタートとなったが、前半は上手く集団の流れに乗りレースを進めた。しかし、2000m過ぎから体に力が入らなくなってしまい、自己ベストからはほど遠い結果になってしまった。今シーズンは思うような練習ができず、苦しいレースが続いているが、持ち前のストイックさでこれからの巻き返しに期待である。
【2組目】
2年連続関東インカレに出場した小牧(体育3)、鍔(体育3)、冬季から上手く練習を積んできた長谷川(資源4)、大津(体育3)が出場した。4人とも3000mまでは体力を温存しながら集団の中でレースを進め、3000m過ぎに集団のギアが上がったが、それに対応したのは長谷川、小牧であった。そこから2人は激しいデットヒートを繰り広げた末、長谷川が先着するかたちで並ぶようにしてゴールした。小牧は自己ベストを更新、長谷川は自己ベストには届かなかったものの得られた収穫は大きかった。なかなか体の調子が整ってこなかった大津と、関東インカレ後から調子が下がり気味であった鍔は悔しい結果となったが、今月末に行われる記録会に向けて更なる闘志を燃やす。
【小牧コメント】
「この度順天堂大学記録会で5000mに出場し、14分44秒31でベストを更新することができました。ここ1年間思うようにレースでパフォーマンスが発揮できず、苦しい時期が続きましたが、このレースを機になんとか抜け出すことができました。まだまだ出し切れた感覚はないので、1ヶ月後の5000mで更なるタイム更新を目指して練習していきます。応援ありがとうございました。」
【長谷川のコメント】
「目標に及ばす悔しい結果でした。できたことできなかったことを反省して、ラストイヤーでチャンスが少なくなってくる分、次に向かってすぐに準備していきます。応援等ありがとうございました。」
リザルト表
組 | 着順 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 24 | 熊谷秀人 | 国際4 | 15’46″34 | |
2 | 7 | 長谷川健太 | 資源4 | 14’43″33 | |
2 | 9 | 小牧直登 | 体育3 | 14’44″31 | PB |
2 | 15 | 鍔颯人 | 体育 3 | 15’01″26 | |
2 | 17 | 大津勇人 | 体育 3 | 15’06″29 |
〈6/2 日体大長距離競技会〉
【7組目】
7組目には、4月から質の高い練習を積み上げ大幅自己ベスト更新が期待された、古川(体育4)、鈴木(医学3)、堀口(体育3)が出場した。小雨で涼しい気候という絶好のコンディションの中でレースは始まった。3人とも集団の中で力を溜めながら周りの様子を伺いつつ、4000mまで淡々とレースを進めた。ラスト1キロで古川が集団を飛び出し、それに鈴木、堀口の2人は対応した。激しい駆け引きの末、この組は古川が制した。古川と堀口は関東インカレB標準を突破し、鈴木も自己ベストを更新。次の組に良い流れを作った。
【11組目】
11組目には、関東インカレで好成績を残し、現在チーム1流れに乗っている金子(工シス4)と、関東インカレの悔しさを晴らすべく、自己記録更新を狙う川﨑(体育2)の2人が出場した。この組は雨が強まり、少し肌寒さを感じるコンディションの中でのスタートとなった。レースは他大学の選手らが13分台のペースでレースを引っ張り、金子はその集団の先頭、川﨑は後方に位置付けた。集団がラスト1キロ手前になったところで金子が集団から飛び出し、ラスト1キロを2分39秒で上がるという驚異的なラストスパートを魅せ、組1位でゴール。見事、筑波大学記録を更新した。一方、川﨑は関東インカレから下がり調子ではあったが健闘し、セカンドベストであった。7組目の今季主将の古川の活躍に続けて、この組では副主将金子の大活躍が見られた。中でも、今季スタートラインに立てば、自己ベストを更新し続ける金子の成長に目が離せない。
【古川コメント】
「日頃よりご支援賜り感謝いたします。体育専門学群4年古川幸治です。気候にも恵まれ、1年半ぶりに5000mの自己記録を更新することが出来ました。チームとしても新体制としての取り組みが少しずつ実を結んできたように感じます。夏の強化合宿までに更なる記録更新を目指して研鑽してまいります。今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。」
【金子コメント】
「日頃より多くのご支援を賜り、ありがとうございます。日体大記録会5000mに出場し、13分51秒52で1着でした。今シーズンの目標の一つであった筑波大学記録の更新と13分台を達成でき非常に嬉しく思います。また、インカレ後に課題としていた『勝負をする』という点についても手応えのあるレースにできました。ここで満足することなく練習に励み、7月のホクレンで10000mと共に再度筑波大学記録を更新します。」
【5000m 結果】
組 | 着
順 |
氏名 | 所
属 |
記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
7 | 1 | 古川 幸治 | 体育4 | 14’17″14 | PB、関カレB標準突破 |
7 | 3 | 堀口 花道 | 体育3 | 14’19″76 | PB、関カレB標準突破 |
7 | 5 | 鈴木 将矢 | 医学3 | 14’22″97 | PB |
11 | 1 | 金子 佑太朗 | 工シス4 | 13’51″52 | PB、筑波大記録 |
11 | 8 | 川﨑 颯 | 体育2 | 14’05″46 |
【総括】
新チーム始動から3ヶ月、筑波大学記録が更新され、間違いなく新しい風が吹き始めています。今回のレースでも多くの選手がキレのあるラストスパートを魅せました。この最後の絞り出しに練習の成果が大きく表れているように感じます。
ここまで順調に練習を積んできた選手たちが好記録を連発し、今後の活躍に胸を膨らませると共に、チーム全体に「自分たちもできる」という空気感が出てきました。
ホクレンディスタンスチャレンジや学連網走夏季記録挑戦会など、記録更新に向けもう少しトラックレースが続きます。さらなる好記録の誕生に乞うご期待です!!!
結びに、支援者の皆様、平素よりたくさんのご支援・ご声援をいただき誠にありがとうございます。今後とも筑波大学をよろしくお願いいたします。