夏が近づき、春のトラックシーズンも終盤に差し掛かってきました。今回は4月24日に行われました、天皇賜盃第95回日本学生陸上競技対校選手権大会と4月18〜19日にかけて行われた、第328回日本体育大学長距離競技会の結果になります。トップグループで練習を継続している4名が出場しました。箱根駅伝予選会に向けて、チームを率いていく主力たちの、春の重要な一戦の結果をご報告いたします。
文責:﨑山健之介(医学2)
〈天皇賜盃第95回日本学生陸上競技対校選手権大会〉
例年9月に開催される日本インカレであるが、暑さを考慮して、10000mのみ4月開催となった。このレースには主将でエースの川﨑颯(体育4)が出走した。8人でのレースとなったものの、どの選手も他大学のエースで非常に力のあるランナーであった。
序盤は集団後方に位置を取りレースを進めた。最初の1kmを2分45秒前後で通過するとハイペースのままレースが進んでいった。3000mを過ぎたあたりで集団はペースアップしたが、川﨑は冷静に対処し自分のペースで刻む選択をした。先頭集団は4000mを過ぎたあたりから1名抜け出し、その他の選手が2位集団を形成した。淡々と前を追い続けた川﨑は6000m通過の手前で2位集団に再度合流した。

他校のエースと激しい表彰台争いを演じた川﨑
集団から1人ずつ選手がこぼれていくサバイバルな展開となる中、川﨑は集団に息を潜め続けた。2位集団は3名の選手となったラスト2周で、ついに川﨑がスパートをして先頭へ出た。ここから3名の選手による残り2枠の表彰台を争う激しい叩き合いが始まった。ラストで残りの選手に先着されたものの、他校のエースと堂々と張り合う4位入賞を収め、対校戦における貴重な得点も獲得した。また、個人として4種目目となる筑波大新記録を更新し、筑波大史上最強ランナーの強さを見せつけた。
| 種目 | 着順 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10000m | 4着 | 川﨑颯 | 体育4 | 28:15.69 | PB、筑波大新記録 |
〈第327回日本体育大学長距離競技会〉
5000m 第16組
この組には、関東インカレの標準記録の突破を狙う荻原悠生(応理3)が出走した。序盤からハイペースの展開となり、2kmを5分39秒で通過した。ここまでインカレの標準切りが見えるペースでレースを進めていたが、ここから苦しい走りとなり、15分20秒02でゴールした。最近レースで苦しむことが多い荻原だが、練習のレベルは上がっているため、ブレイクスルーを起こしてくれるはずだ。

インカレ標準を目指した荻原
5000m 第17組
続いて、3000mSCで関東インカレ入賞を目指す中村優太(体育3)が登場した。序盤は先頭に出て1000mを2分48秒で通過するハイペースでレースを進めた。そのまま3000mを8分33秒で通過し、ベストが見える展開だったものの、徐々にペースを落として14分43秒77でゴールした。今回のレースの反省を活かしてインカレで最高のパフォーマンスをしてくれるはずだ。

先頭でレースを引っ張る中村
10000m 5組
10000mには、関東インカレの標準記録の突破を狙う小林晴琉(体育2)が出走した。序盤から1km3分前後の比較的スローな展開となり、5000mを14分57秒で通過した。ここからペースは上がっていったものの、29分34秒75でゴールし、インカレ標準には及ばなかった。5000mのインカレ標準はすでに突破しているため、関東インカレは5000mで勝負することになった。他校のエースとの真っ向勝負に期待したい。

集団で淡々とレースを進める小林
| 種目 | 組 | 着順 | 氏名 | 所属 | 記録 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 5000m | 16組 | 28着 | 荻原悠生 | 応理3 | 15’20”02 | |
| 17組 | 28着 | 中村優太 | 体育3 | 14’43”77 | ||
| 10000m | 5組 | 4着 | 小林晴琉 | 体育2 | 29’34″75 |
力のある選手たちと競り合うことができ、かつ自己ベスト更新と、自分の成長を感じられる良いレースだった一方で、表彰台が見える中でラスト勝負で負けてしまったことに悔しさが残ります。
自身の課題が浮き彫りになる試合だったので、発見した課題に常に向き合いながら練習を積み上げていきます。応援ありがとうございました。」





















